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スティーヴン・ホーキング ~車椅子の天才物理学者が遺した全人類への最終回答~

スティーヴン・ホーキング ~車椅子の天才物理学者が遺した全人類への最終回答~ 宇宙
スティーヴン・ホーキング ~車椅子の天才物理学者が遺した全人類への最終回答~

2018年3月に亡くなった「車椅子の天才物理学者」、スティーヴン・ホーキング博士。先日、遺作『ビッグ・クエスチョン〈人類の難問〉に答えよう(BRIEF ANSWERS TO THE BIG QUESTIONS)』が発売されました。その名の通り、10種類の解明されていない質問にホーキング博士が答えます。

 

今回は3テーマを取り上げ、解説していきます。「宇宙には知的生命が存在するのか?」「人工知能は人間より賢くなるのか?」「神は存在するのか?」それぞれ、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。ホーキング氏の生涯を押さえながら、世界の謎を紐解いてみましょう。

 

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スティーヴン・ホーキング氏とは?

最初に、スティーヴン・ホーキング氏の人生を振り返ります。1942年1月8日、イギリスのオックスフォードに生まれます。一家は教育熱心で、両親ともにオックスフォード大学で学んでいます。1958年、16歳当時には数学教師や仲間の手を借り、計算機を作り上げます。学校ではすでに「アインシュタイン」として名が通っていました。もともとの学力はそこまで優秀ではなかったようです。しかし、科学・数学においてはメキメキと頭角を現します。

1959年10月、17歳でオックスフォード大学に入学します。この頃サイエンスフィクションに興味を持ち始めます。1962年には当大学を卒業しました。ケンブリッジ大学大学院にて、応用数学・理論物理学科で勉強するようになります。まもなく、検査で「筋萎縮性側索硬化症」と診断されます。「余命数年」と宣告されてしまいました。1963年、ホーキング氏は21歳でした。

絶望してしまったのでしょう。研究もせず、アルコールに逃げていました。このときに、のちの妻ジェーン・ワイルドと出会います。徐々に病気の症状も安定し、研究を再開しました。1965年、23歳でジェーンと結婚します。業界ではさまざまな成果を残していきます。アダムズ賞をはじめとする、多くの賞も獲得します。1970年代には車椅子での生活が始まりました。「筋萎縮性側索硬化症」の発症から数年で死に至る方も多いなかで、ホーキング博士は異例でした。

1988年46歳で、かの有名な『ホーキング、宇宙を語る』を出版します。全世界での発行部数が1000万部を超えます。日本でも、110万部を超えるベストセラーになりました。車椅子に乗り、コンピューターの合成音声で話しながら、調査をしてきました。59歳になった2001年には、東京大学安田講堂で一般講演を行いました。プライベートでは離婚・再婚を経験します。

2016年、ホーキング氏74歳。投資家のユーリ・ミルナーと共に、スターショット計画を発表しました。太陽系にもっとも近い恒星系アルファ・ケンタウリまで、小型探査機を送るという内容でした。そして2018年、みなさんの記憶にも新しいのではないでしょうか。この世を去ってしまいます。ホーキング博士76歳でした。その後、『ビッグ・クエスチョン―〈人類の難問〉に答えよう』が出版されました。生前、よく聞かれた10の質問をまとめたものです。ではここから、彼の最後の言葉を解説していきます。

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宇宙の情報を集めなければ、息絶える

ホーキング博士は科学者でしたが、「宇宙人はいる」と確信していました。地球外に知的生命体が存在する可能性はかなり高いと、考えていました。ただ現時点では、エイリアンやUFOに対して接触すべきではないとのことです。なぜかというと、宇宙人のほうが地球人より先進文明を持っているはずだからです。

もし異星人が来たら、どうなるのでしょうか?たどり着いた星を支配し、植民地化するだろうと予想していたのです。「アメリカ先住民にとっての、コロンブスのアメリカ大陸発見と同じ結果(大虐殺)を招く」とインタビューで語っていました。そんな危機感を持っていたこそ、2015年から地球外生命体が発する信号の探索プロジェクトを始めていました。地球の安全を守るため、まずは敵の情報を集めようとしていたのです。

さらに、「地球人の私達も、宇宙に移住する必要がある」とも語っていました。人為的な大災害が起こり、人類が滅亡する未来が見えていたためです。移住の準備には最低100年を要するため、迅速に地球以外のコロニー(入植地)を見つける必要があるそうです。エイリアンが地球を見つけるか、地球人が他の惑星を植民地化するか、どちらが先に起こるのでしょうか。

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DNA操作は人類内の競争へ導く

ホーキング博士は遺伝子工学について、このように予言しています。「人間への遺伝子操作を禁止する法律が制定されます。ただ、記憶力の改善したり寿命を伸ばしたりする誘惑に抗えない人も出てくるでしょう。」高額な費用を払える富裕層の子孫には、DNAが改良された「超人間(superhuman)」が産まれるというのです。

現状、ゲノム編集を用いる技術は発展しています。2018年には、中国から驚くべきニュースが入りました。世界で初めて、遺伝子情報を書き換えた赤ちゃんが誕生したという内容です。HIVに感染しないよう、受精卵のDNAを修正したと発表したのです。しかし、中国の法でも禁止されていますし、論理的にも許されません。

遺伝子組み換えが横行すれば、人類内での格差が広がります。最終的には強い人間「超人間」が、私達を凌駕してしまう。ホーキング氏が警鐘を鳴らしました。

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AIだけが生き残る将来

ホーキング氏は2014年のインタビューで、「AI(人工知能)の開発は、人類に終わりをもたらすかもしれない。」と言い放ちました。AIが意志を持ち始め、人類と対決する。最終的にはロボットが勝ち、地球が荒廃していく・・・。SF映画ではよくある話ですよね。まさか、そんなことは現実ではあり得ないでしょう。

いえ、その甘い認識が「間違いだ」と彼は言います。続けて、「歴史上、最悪の間違いの可能性も」とも。現在でもすでに、人間と同程度の知識を持つコンピュータはいます。感情を認識するロボット「Pepper(ペッパー)」くんは、ご存知でしょう。

また、2017年には将棋ソフト「PONANZA(ポナンザ)」が、佐藤天彦名人に2連勝しましたよね。人間と同程度、それ以上の頭脳を持てることが証明されてしまいました。テクノロジー革命は進めるべきです。しかし、どんな結果が待ち受けているのかも、あわせて考えたほうが良さそうです。

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神は存在しないから、自分で切り開こう

世界は謎だらけです。「宇宙はどのように始まったのか?」「人類はなぜ生まれたのか?」。これまで宗教では、神の存在を答えとしてきました。すべては神が創り出したものだ、と。ですが、ホーキング博士は「神は存在しない」と主張を続けてきました。宇宙は科学法則にしたがって発生した、と言うのです。

ホーキング氏は病気を例に挙げます。「私のように障害を持った人は、神からの試練や呪いだと考えられてきました。しかし、そうではなく自然の法則によって説明できるのです。」自身の体についても、宇宙の始まりビッグバンも、物理学的に必然だったとの見解です。ホーキング博士の考えでは、天国も地獄もありません。定められた運命もありません。「人間は死んだら、ゴミになるだけだ。」と冷たい言葉も残しました。

しかし著書の最後は、希望で締めくくります。「大切なのはあきらめないこと。好奇心と探究心を胸に、出来る限りのことをしよう。」と。ホーキング博士は、神がいないからこそ、自分で未来を創り出すことができると信じていました。

 

いかがでしたか?
世界で最も有名な科学者・ホーキング博士。遺作『ビッグ・クエスチョン〈人類の難問〉に答えよう』には、宇宙の秘密を解明するヒントが書かれています。近い将来、人類の危機が訪れるかもしれません。エイリアンの侵略、DNAの加工、AIの思考発達・・・。まるでSFですね。それでも助けてくれる神は存在しないのですから、自らが解決策を探るしかありません。これからも生きていくために、ホーキング氏の最後の言葉を読んでみてくださいね。
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