私たちが生きる現代には、数多くのミステリーが存在しています。
テレビの特別番組で報道されるものや、面白く不思議な出来事として特集されるものなど、短い時間ですが、テレビに引き込まれてしまうものが数多くあります。
何十年と解決されていないもの、新たに発見されるものまで、私たちの好奇心を刺激するものはまだまだ存在するのです。
そのようなものからいくつかの謎をご紹介いたします。
なお、『いまだに解明できない世界の謎』は、シリーズでお送りしています。
他の動画は、再生リストでもまとめていますので、そちらも重ねてご覧ください!
どのようにして滅んだのか?インダス文明の謎
世界四大文明の一つ、インダス文明ですが、その最後は核攻撃を受けたのでは?という説があります。
これは、紀元前2600年から紀元前1800年頃、ヒマラヤ山脈とアラビア海に挟まれた、現代のパキスタンとインド国境付近のインダス川流域エリアを中心に栄えた文明です。
文明の遺跡には、ハラッパー、モヘンジョダロといったものがあります。
その中で、この文明の歴史が突然終わったかのような遺体が、多く発見されたのです。
50体近い人骨が発見されたのですが、死が突然に訪れたような状態だったと言われています。
熱で凝固され、ガラス質に変化した砂など、まるで核攻撃による強烈な熱風を受けたかのような物質も、数多く出土しているのだそうです。
ですが、本当に核による攻撃があったかどうかは、謎に包まれています。
次元の扉、謎の大岩“アラム・ムル”
南米ペルーには、1辺が7mある四角く切り出された巨大な岩が存在します。
次元の扉と呼ばれるこの岩は、超常現象を信じる人々から信仰の的になっています。
この岩の中央部の下部には、人が入れるほどの窪みがあります。
魔術師が、特別な儀式を行うと、ここから中に入れると言われているのです。
その行先は、地下世界や魔法の世界、はたまた遥遠くの銀河への通り道だとも言われていますが、その真実は謎に包まれたままなのです。
マルタに残る謎のカートラッツ
地中海に浮かぶ共和制の小さな国家にマルタがあります。
このマルタがあるマルタ島には、自然にできたとは思えない、多くの轍のような跡が残されています。
岩の上に残されたこの溝は、深さは平均で60cmあり、幅は平均110cmから140cmで対になっているのです。
1647年に、採石場からアフリカに岩を輸出することになった際、それを運んだ際にできた跡だという説もあります。
さらに古い時代の農業用水の跡や、建設資材の運搬用の道ではないかという説も考えられています。
それらを記録された資料は発見されておらず、なぜこのような溝が残されたのかは、解明されていません。
氷の大地の下に眠る南極巨大クレーターの謎
南極大陸は、近代になり、世界中の冒険家によって探検されはじめました。
雪と氷に覆われた広大なエリアは、発見当時は大陸とは考えられていませんでしたが、1840年にアメリカの探検隊により、大陸であることがわかりました。
この探検隊を指揮した軍人であるウィルクス中尉の名前から、南極大陸東部の広大なエリアをウィルクスランドと名付けたのです。
このエリアの調査が進む中、1962年には氷河の下に大きなクレーターがあることが判明しました。
さらに調査を進め、2006年に行った重力測定の結果からは、直径480Kmにも及ぶ巨大なクレーターであることが証明されたのです。
その歴史も古く、約25,000万年前の衝突跡だと推定されています。
この大きさから、白亜紀に恐竜が滅亡したと考えられている衝突の5倍近い衝撃を受けたのではないかと言われており、更なる解明が期待されます。
シリア・サウジのミステリーサークル
南米ペルーにあるナスカの地上絵というと、頭にイメージすることが出来る人は多いかと思いますが、中東のシリアやサウジアラビアにかけた砂漠の中にも、地上絵のようなものが存在します。
1920年に航空機が発明されて、初めて上空から発見されたのです。
サークル状に並んでいるものがあるものの、他は明らかにランダムに並んでいることから、特に法則性が見つかっていないのです。
宗教的な要素が考えられていますが、その建造の目的は依然として不明なのです。
フランスに残るユニコーンタペストリー
フランスのクリュニー中世美術館に常設展示されている6枚組のタペストリーは、19世紀に発見されたものでした。
これらは、15世紀から16世紀頃に作られたものと考えられています。
ですが、とても謎が多いのです。
まず、6枚のタペストリーのうち、5枚に登場する女性が誰を表しているのかという点です。
ユニコーンがキリストで、女性はマリアではないかという説がありますが、わかっていません。
そして、このタペストリーの最大の謎は、作者がわかっていないという点です。
ブサックの城から見つかったこのタペストリーは、劣悪な状態で発見されており、タペストリーに残されているモノグラムからも断定できていないのです。
ロシアの森に眠る湖、フォレストレイク
ロシアの針葉樹林の森の奥深くには、森に隠されるように存在する湖があります。
回りが森で囲まれていることから、発見も難しいフォレストレイクですが、どのようにして、このような湖が自然にできたかというのは、現在でもわかっていません。
フロリダで発見されたペルー人の人骨の謎
フロリダ半島の南部地域で、民家の庭でプールの工事を行っていると、人骨がみつかりました。
成人男性と少年と思われる小さな2つの頭蓋骨だったのですが、少年の骨については骨に組織が残っており、
ミイラ化していました。
これは、2012年の1月に発見されたものですが、調査の結果800年ほど前の人の骨で、事件性はなかったようです。
ですが、その骨の特徴から、インカ骨と呼ばれるペルー人特有の特徴がみつかったのです。
海を隔てたフロリダですが、なぜ、フロリダにたどり着いたのかは、わかっていません。
マンハッタンの工事現場写真の謎
ネットなどで、鉄骨に座ったり、寝そべったりして休憩している白黒写真をみたことはないでしょうか。
ニューヨーク・マンハッタンの上空に渡された鉄骨で休憩するひと時の写真ですが、実はその写真についてほとんど何も分かっていません。
まず、撮影者です。
当初は、アメリカの写真家であるルイス・ハインではと推測されていたのですが、最近の調査で、それはあり得ないという結論に達しています。
ロックフェラーセンターの関係者ではないかと、最近の調査では考えられるようになってきました。
そして、もう一つの謎が被写体の人々です。これらの人々については、近年まで全く謎のままでした。
2012年になり、2人については、断定することができたみたいですが、残りの人々については、それが誰なのかという身元は、わかっていないのです。
南米ボリビアの太陽の門
ボリビアの標高4,000m付近にあるラパスに、ティワナク遺跡があります。
単一の大きな石でできたこの門は、1500年以上前に作られ、主には天文学や占星学で重要な役割を担っていたと考えられています。
この門は、遺跡の中心に存在し、遺跡の外周部には月の門があります。
このティワナク遺跡自体に未解明な部分が多くあり、はっきりとしたことは謎のままになっています。
人類にとって、好奇心をくすぐられる世界の謎を複数ご紹介いたしました。この世界には、まだまだ知らないことがたくさんあります。これから人類が行う研究によって、数々の謎を明らかにする事ができるようになれば、人類は新たな進化ができるかもしれません。世界にはまだまだロマンが満ち溢れています!
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