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見えざる5次元“以上”の世界

見えざる5次元“以上”の世界 雑学
見えざる5次元“以上”の世界

 

私たちの住むこの世界は何次元の世界なのか、と問われたら、あなたはすぐに答えることができるでしょうか。3次元? 4次元? わからない? 安心してください。現時点では誰も、研究者たちでさえ、正確な答えを持ち合わせてはいません。

一般的な見解の話をするなら、この世界は空間3次元と時間の1次元の4次元世界ということになっています。次元というのは、簡単に言えば「あるものの座標を表すのにいくつの変数が必要か」ということですから、緯度・経度・標高・時間の四つで場所を特定できる私たちの世界は、少なくとも私たちが認識できる範囲では4次元世界であると言っていいでしょう。

しかし、物理学の理論のひとつである「超ひも理論」は、なんとこの世界が10次元世界であることを示唆しているというのです。10次元……まったく想像がつきませんよね。今回は超ひも理論についての簡単な説明と、高次元世界に対する個人的な考察をみなさんにお伝えしていきたいと思います。

 

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超ひも理論

 

超ひも理論は、ちょっと間の抜けたようにも感じる名前に反して、高度に難解な理論です。粒子を点状ではなくひも状に考えることからこの名前がついていて、超弦理論、またはスーパーストリング理論とも呼ばれています。時空そのものや原始の宇宙を研究するためのカギを握っていると考えられていること、また、「万物の理論」になりうる候補であることから、何人もの素粒子物理学者を惹きつけてきました。

万物の理論、または超大統一理論とは、この世界で起こっているすべての現象を説明する四つの力(重力・弱い力・電磁気力・強い力)に関する法則の統一的な記述であり、その構築は素粒子物理学者の目標のひとつです。「一見複雑に見えるこの世界をたったひとつの理論で説明することができたら」という、科学者たちの夢が詰まっているのです。

さて、この超ひも理論、従来は処理できなかった、素粒子論における矛盾を解消できる(現時点では)唯一といっていい理論なのですが、超ひも理論が成立するならば、私たちの住む世界の次元はなんと10次元であるはずだというのです。

では、なぜ私たちは5~10次元の空間を見たことがなく、また、4次元空間を前提とした今までの実験が成立してきたのでしょうか。それは、5~10次元の余分な空間次元(余剰次元)が、ドーナツ状や円状など、なんらかの形に小さく丸まっているからだと考えられています。小さいから気付かず、小さいからマクロな世界の実験では影響を及ぼさなかった、ということですね。空間が小さく丸まっている……感覚的に理解できることではありませんが、理論上、そう考えるとつじつまが合う部分が多いのです。

5次元生命体、6次元生命体がいるのなら……

 

超ひも理論が示唆する10次元というのは空間9次元と時間1次元の話ですので、残念ながら巷で言われているような「パラレルワールド」や「異世界」との関係はありません。ただそれは「超ひも理論とは関係ない」ということであって、とくに他の次元の存在を否定するものではないのです。科学の話とは離れてしまいますが、この機会に多次元について、少し考察してみましょう。

まずは私たちが認識している1~3次元について、今一度整理をしてみます。1次元は「線」の世界です。1次元の存在は線上を左右に移動することしかできません。もう1次元空間次元が加われば「面」になります。2次元の存在は左右の他に上下にも移動できます。3次元は「立体」の世界です。上下左右に奥行きが加わった、私たちの住む空間ですね。4次元は「3次元空間+時間」ですが、人間は3次元の存在ですので、時間軸を認識・移動することはできません。

では4次元の存在がいるとすれば、それはどういう存在になると考えられるでしょうか。当然時間軸を移動できるのでしょうが、1次元の時間軸を移動できるだけなので、過去や未来を変える(別の時間軸に移動する)ことは不可能だと思われます。別の時間軸への移動ーー言ってみれば「別方向」への移動は、5次元存在の領分になるでしょう。では6次元の存在は? 次元をどう加えていくかで様々考えられると思いますが、たとえば時間軸の移動に加え、「異世界」なるものに移動できる存在がいたならば、6次元の存在ということができるでしょう。その存在が現在いる場所を表すのに「緯度・経度・標高・時間・時間軸・どの世界か」という6つの要素が必要になるからです。

 

いかがだったでしょうか?
理論で実際に解き明かされつつあることと、言ってしまえばオカルトに近い話の両方をさせていただきました。どちらも非常に興味深い話なのは確かですので、興味をもった方はぜひ調べてみてくださいね。

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