ジョン・フォン・ノイマンという数学者をご存知でしょうか?
彼は「自己複製機械」に関する構想を抱いていました。
まず元になる機械を送り出し、自らのコピーを作るための原料を探させ、その原料を使って自らを複製させるのです。
1つが2つになり、2つが4つというように増え、最終的にはそれらを使って宇宙全体を探検できるようになるという考えでした。
地球外の文明は、このような機能を持つ宇宙探査機を作ったとは考えられないでしょうか?
今回はそのような視点から、これまで宇宙人が私たちに残したヒントを読み解いていきます。
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神話に反映されるロボットの謎!?
ノイマン氏の構想は、古代に地球外生命体がやって来たことを説明する神話に反映されているようにも思えます。
古代エジプトの創世神話には、「たまご」と表現されているものの、中から実体のない”光輝くモノ”が現れ、文明を作っていったという話があります。
これは地球外生命体が、遺伝子操作が可能な「自己複製ロボット」のようなものを故郷の惑星から送り出し、それが地球という新しい惑星に現れたということを表しているのではないでしょうか?
20世紀の頃から報告されている、とある宇宙人との遭遇はその手がかりになるかもしれません。
「グレイ」と呼ばれる宇宙人をご存知でしょうか?
グレイと呼ばれるエイリアンは、ロボット!?
2001年ワシントンD.C.で、とある公開プロジェクトの記者会見が行われ、元アメリカ陸軍クリフォード・ストーン軍曹は驚愕の発表をしています。
彼は20年以上に渡り「アメリカ政府のために地球外のマシーンを回収する」という極秘任務に携わっていたというのです。
彼は更に12件のUFO初動捜査に携わったと話し、グレイと呼ばれる宇宙人にも接触したと主張します。
その特徴について、グレイには普通の生物とは異なる非常に奇妙な特徴があり、人型ロボット、または人間とロボットの混合型のようなものに分類できるのではないかという憶測にまで至っています。
具体的には、体内に臓器がほとんど無いように見えるものの、歩き回り、考え、役目を果たすことができるといいます。
主に「宇宙人に誘拐された」と主張する人々の報告に登場する”グレイ”という宇宙人は、地球外から遠隔操作されたロボットなのでしょうか?
グレイは表情も感情もない生き物だと言われることが多いことからも、冒頭のノイマン氏が主張する量産された自己複製機械なのかもしれません。
宇宙人が人間を誘拐するもっともな目的があるとすれば、自分を複製するために人間の遺伝物質を手に入れるためでしょうか?
宇宙人「グレイ」ロボット説を支持する元米陸軍大佐
1997年の夏、出版された1冊の本が物議を醸しました。それは「ペンタゴンの陰謀」というUFOに関連する本です。
長い間UFO関連コンテンツの編集者を歴任してきたウィリアム・バーンズ氏が、例の「ロズウェル事件」について語った元米陸軍大佐、フィリップ・J・コルソ氏の話をまとめた内容です。
その内容は「宇宙人グレイは宇宙人が地球で作ったロボット」という衝撃的なものでした。
その本によれば、1998年に83歳で生涯を終えたフィリップ・J・コルソ氏は、ロズウェル事件に関する極秘プロジェクトの指揮を執ったとのことで、宇宙人のものと思われる飛行船の残骸とその技術を再利用する指令を受けていました。
この極秘作戦の結果、アメリカ政府は地球外物質の存在を認めています。
宇宙人「グレイ」は地球内で作られた?
コルソ氏はロズウェルで見つかったこれらの遺体を、”地球外のもの“であるとは名言せず、むしろ宇宙人「グレイ」は、特別な任務を遂行するために”地球内”で作られ、育てられた、と主張したのです。
インタビューアーであったバーンズ氏によると、コルソ氏はグレイのことを「アンドロイド、または生物学的なロボット」と表現し、”消化器官” はなく、宇宙船の航行制御に電子的につながっていると語ったようです。
「グレイ」は血液の存在するロボット!?
コルソ氏は、「医学解剖所見で言われるような生命体ではなく、人型ロボットのような宇宙人だと考えるべき」であり、宇宙規模の空間移動・移動時間のために特別に作られたあくまでロボットであると主張していますが、解剖などに関わった医師たちが最終的な意見をまとめる前には、「多くの評価を必要とする有機化合物の新しい組み合わせ」が示唆されていたことも確かです。
中でも特に興味深いのは、「血液の代わりになる液体」の存在でしょう。
人間の体で腺分泌物が行っているのとほぼ同じプロセスで、身体機能を調節しているように思われたのです。
彼らの体内では血液系とリンパ系が連結しているようですが、消化器官や老廃物排出システムは見つけられなかったことから、栄養素と老廃物の交換は彼らの皮膚、または彼らが着用していた防護服のようなものを通して、行われている可能性があります。
あまりにも現実離れし過ぎているとして、当時のUFO研究家からは支持されなかったコルソ氏の証言ですが、一部の人々からはグレイが自然発生的な生物では無いという裏付け根拠として支持されているようです。
レプティリアンという宇宙の“悪者”が黒幕!?
一般的にグレイと呼ばれているのが「リトルグレイ」と呼ばれているタイプで、彼らを手下として使っている宇宙人たちは、主にレプティリアンという”爬虫類型宇宙人”であると言われています。
グレイは、大きな頭と、アーモンド型の黒い大きな瞳を持ち、体色は灰色です。
身長は1メートル20センチ程度であり、みんな同様にひょろりとした細長い手足をした姿格好なので、宇宙人が作った量産型ロボットである説が濃厚になりやすいのです。
ではなぜレプティリアンたちは、グレイのようなアンドロイドを作ったのでしょうか?
人間に置き換えてみると想像がしやすいかもしれません。
私たちも技術を駆使してロボットを作り、自分たちの代わりに何らかの作業をさせたいと思い、将来的には人間に限りなく近いロボットを作ろうとしています。
地球外の方が技術は進歩していると想定すると、自分たちの代わりに作業ができるアンドロイドともいうべきロボットを、既に作り出せていると考えられます。
それがリトルグレイであり、私たち人間の発想と同様に、面倒なこと、危険なことをグレイに任せます。
例えば、アブダクション事件と呼ばれる「宇宙人の仕業による人間の誘拐」の多くは、グレイが手先でしょう。
地球人に捕まるリスクも鑑みて、グレイにやらせているのです。
グレイはリスクを負うための存在
公には報道されなくとも、グレイが地球人に銃殺されたり、撲殺されたりしている事件が過去に起きています。
グレイはそのような危険任務担当なのです。
また、地上偵察のために飛んでいる小型UFOにも、グレイが乗り込んでいることが多いようで、軍の戦闘機に爆撃されたり、事故で墜落させられたりする危険を考慮し、”本物の宇宙人たち”は母船UFOの中にいて、グレイに偵察をさせているのです。
これまで地球上でグレイの目撃例が多くなるのはこのためでしょう。
グレイは特殊能力があるため屋根や壁があっても人間を物理的に誘拐できると言われています。
ベッドで寝ていたはずなのに、気付けばUFOの中にいたという体験談が散見されるのもそのためです。
誘拐して地球人に対して人体実験を施したり、体内にチップを埋め込んだり、時には黒幕の食料として人間を確保すると考えると、かなりの悪者と言えるでしょう。
黒幕のレプティリアンは正体を見せない
地球には様々な種類の宇宙人が飛来していて、実は勝手に地球人を誘拐してはいけないという協定が、結ばれているとすら言われています。
この観点からも、黒幕のレプティリアンは正体を見せずに、手先を使う必要があるとも考えられます。
しかしそもそもグレイはロボットなので、自分の意志で悪さをしているわけではなく、使い手が善意であれば善い行いしかしないとも言われます。
また、グレイにも姿形が様々なパターンがあり、中には誰かの手先のロボットとしてではなく、生命体として”生きている”グレイもいるようです。
地球でよく目撃される宇宙人は黒幕の手先のロボットだった、一言で言ってしまえばSF映画のあらすじのようですが、無視できない証言が残されているのも事実です。いずれにしても誘拐など”宇宙の悪事“には巻き込まれずに、宇宙人の真実に近付きたいところです。
参考 : science.org, wikipedia, など
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