バチカンとは、バチカン市国とカトリックの総本山の総称です。
バチカン市国はイタリアのローマ市内にあり、国土面積は世界最小であることでも知られています。
独立国家として認められたのは1929年で、聖職についているあいだに限り国籍が与えられます。
このような特殊な成り立ちの国であるため、さまざまな噂が絶えずついてまわり、中には黒い噂も多数あります。
バチカンや地球外生命体に関する知識を隠しているという説や、サタンに魂を売っていたという説まで、バチカンの秘密に関する5つの説を紹介します。
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地球外の文明についての情報が隠されている?
バチカンには「バチカン使徒文書館」と呼ばれる場所があります。
2019年10月まで「バチカン秘密文書館」または「バチカン機密文書館」と呼ばれていましたが、この名称はネガティブな印象と誤解を生んでしまうということで変更されました。
ここに収められている文書を閲覧する際は、索引室で調べ、必ず元の場所に戻さなければならないという決まりがあり、出版も禁止されているため、文書の内容は世の中に広まることのないようになっています。
所蔵文書は、教皇の死去75年を経過したあとに公開されることになっており、たとえどんな衝撃的なことが書かれていたとしても、公開された時点で過去の出来事となっています。
そのため人々の記憶から薄れやすく、一時的に話題となっても、長期間に及ぶことはほとんどありません。
所蔵文書は宗教的なものや政治的なものがほとんどだとされていますが、中には私たちの常識では理解できないようなものも多数あるといいます。
そして、それらの中には世界の重大な秘密が眠っているとも噂されています。
バチカンといえば歴史と伝統ばかりを重んじているような印象があるでしょう。
しかし実際は、科学技術に関して非常に進歩的な考えを持っており、特に地球外生命体の存在に関しては、天体物理学に関する会議を開催し議論を行っているほどです。
一説によると、バチカンはロズウェル事件が起こるずっと前から、地球外の遺産についての知識を有していたともいわれており、「バチカン使徒文書館」は、エジプトのギザのピラミッドなどと同じような機能をもつ、アーカイブであるともいわれています。
地球外生命体とつながっている?
2008年、当時のローマ教皇ベネディクト16世が、「神はアダムとイブと共に地球外生命体を創造された」という声明を発表しました。
この声明は、カトリック教会とバチカン市国が地球外生命体の実在を認めた公式文書として記録されました。
また、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂の上空90メートル付近に出現したUFOを、アメリカ大使館の警備員3名が発見したというニュースも有名です。
ヨハネ・パウロ2世が亡くなった後に出現したUFOは当然話題となり、ローマ法王庁は、相当古い段階から、宇宙人に関する情報を知っていたのではないかと、噂されることになりました。
ベネディクト16世の声明の目的や意図は不明ですが、これらのエピソードや、中世の絵画に密かにUFOが描かれていること、そしてファティマの予言などから総合的に考えると、やはりバチカンは何かを知っているという可能性が高いでしょう。
キリスト教についての印象操作をしている?
バチカンのガブリエーレ・アモルト司祭は、2012年、バチカンに悪魔がいると主張しました。
彼は2016年に亡くなるまで、7万回以上も悪魔祓いを行ったとされるエクソシストであり、そのような人物が、バチカンと悪魔の結びつきについて言及することは非常に衝撃的で、世界を大いに騒がせました。
そのほかにも、イエスが十字架にはりつけられなかった証も存在したという噂もあります。
イエスの十字架はキリスト教の重要なシンボルであり、それが事実無根の創造なのだとすれば、大変なことです。
虚構をあたかも事実のように語るという行為は、印象操作、言い方を変えれば、マインドコントロールとみなされても仕方ありません。
この噂についての真偽は不明ではありますが、やはりバチカンには知ってはいけない秘密が、多く隠されている可能性は高いといえるでしょう。
サタンに支配されている?
多く存在するバチカンの噂の中でも、サタンに関係するものは特にセンシティブです。
具体的には「バチカンの内部はすでにサタンに支配されている」という内容です。
かつては単なる噂だと思う者がほとんどでしたが、近年のさまざまな暴露により、それは真実味を帯びてきています。
現在のバチカンの堕落が真実であるならば、過去に何者かがバチカン使徒文書館に保管されたグラン・グリモワールの封印をとき、サタンを召喚した可能性があります。
信じられないような話ですが、古代史や実際に発生している超自然的な現象と結びつけて考えると、一概に作り話とは言えないのです。
もともと、サタンと対峙する立場の聖職者が、サタンに支配されるようになったのは、中世の「悪魔の手引書」が原因なのかもしれないといわれています。
バチカン使徒文書館に保管されているとされる「悪魔の手引書」は、「赤い竜」もしくは「サタンの福音書」とも呼ばれ、グラン・グリモワール(大奥義書)として強大な力をもつといわれています。
伝説によれば、テーベのホノリウスという怪しげな人物によって書かれたもので、現存する最も強力なオカルト書のひとつですが、一般公開はされていません。
悪魔を呼び出すさまざまな方法や、魔除けや護符の作り方、魔法の呪文をかけるための指南、天使や悪魔のような超自然の存在を呼び出す儀式のやり方などが書かれているとされています。
古代イスラエルの第3代の王であるソロモンの墓から発見されたといわれています。
聖書にも登場するソロモン王といえば、人類史上最強の魔術師だったとされる人物である上、当時使用されていた古代言語自体にもパワーがあったため、強力な魔術書としてもグラン・グリモワールの評判は確実に高められました。
グラン・グリモワールは4つのパートに分かれており、魔術的な呪文だけでなく、新たに選ばれた教皇が徐々に堕落してサタンの力に圧倒されていく様子が細かく記されているといいます。
もっとも有名な内容は、ルシファーや配下のルキフゲ・ロフォカレを呼び出す手順で、ルシファーを呼び出し服従させるために使われるものと伝えられています。
人類はかなり前から悪魔と契約を交わし、それが現在のような混沌の世界を生み出しているという見方もできます。
巨人の秘密を隠蔽している?
超古代の地球上には巨人が存在していたという説がありますが、そのことについて調べていくと、バチカンとの繋がりが見え隠れします。
巨人が存在していたということは事実である可能性が高く、バチカンはその知識を古代から受け継いでいて、その事実が公表されないよう隠蔽しているのではないかと考えられます。
しかし、その真実を解明することはなかなか難しいようです。
なぜなら、バチカンがこれを隠蔽している手法は非常に巧妙で、フェイクと真実を混同することで大衆の思考を混乱させているためです。
2014年12月、スミソニアン博物館が、全米各地で発掘された巨人族の骨格標本を破棄したというニュースが流れました。
実はこれはゴシップサイトによる虚構だったのですが、そうだと知らないまま、ロシアを中心に世界各国で拡散されてしまいました。
この話題は6年後、バチカンを巻き込む尾ひれがついた状態で再燃しました。
バチカンは当然このことを否定しましたが、奇妙なのは、巨人の発掘風景を撮影したとされる写真です。
この写真には合成による継ぎ目がはっきりと写り込んでおり、素人であっても一目で偽物だとわかる、非常に完成度の低いものだったのです。
フェイク写真を作成するのであれば、ばれないように作成するのが普通です。
つまり、この写真は偽物であると見た者に判断させるため、わざと質の低い合成写真に仕上げられたものであり、何らかの目的のために世間の注目を集めようとして作られたのではないかと推測できます。
おそらく、何らかのルートで巨人の秘密を知ることとなった人物が、この合成写真を作成したのでしょう。
そして、スミソニアン博物館についての噂が再燃した際、バチカンが巻き込まれる形になったのも、巨人とバチカンを結びつけるためだったと考えられます。
これらがバチカンに隠された秘密だと言われていますが、もっと衝撃的な秘密を握っている可能性も十分あります。彼らは地球外生命体やサタンや悪魔の力を利用して何かを企んでいるのかもしれません。ここまでの大きな秘密が長きにわたって隠蔽されているとしたら恐ろしいですね。
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