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人類が火星より月に目を向けるべき理由

人類が火星より月に目を向けるべき理由 惑星
人類が火星より月に目を向けるべき理由

 

火星と月。 

 

宇宙への特別な関心があるわけではないほとんどの人にとっては、その二つを比べると月のほうがより親しみ深いはずです。創作物においても火星に比べて、月のほうが比較的何度も扱われているような気がします。

 

また、近年では「人間は火星よりも月に目を向けるべきである」と言われています。本記事では、その理由などをいくつか紹介していきます。 

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人間が火星で暮らせる日は遠そうです

 

「人間が火星で暮らすことができるのでは?」という説があります。ただ、それが真実であるにせよ、まずはヒトが生息できる気温や、呼吸が可能とするための酸素などをキープしなければなりません。ですが「今の技術力があればそれができる!」とされていました。 

 

しかし、「いや、それはできない」とするデータがここにきて公開されました。まず、火星の大気圧は地球の100分の1にも足りませんし、平均気温も-34℃です。ですが、それでも「火星の土の中にある二酸化炭素を取り出して、火星の外気の温度をアップさせることで氷を溶解させ、水を確保することができれば、ヒトが住めるようになる」とされてきました。 

 

「膨大な時間がかかるが実現はできる」とされていたこの手法ですが、ある論文によって「そもそもそんなことはできない」と言われてしまったのです。まさに二転三転です。 

 

火星の土の中にある成分の分析を行ったところ、「土の中に現状の50倍くらいの二酸化炭素がないとテラフォーミングは不可能である」という算出になりました。また、「火星の中にある土の中の二酸化炭素を取り出す」と口で言うのは簡単ですが、実際にはそれも非常に困難であるということもほぼ確定しているようです。そのため、今のところ「ヒトが火星で暮らす」というのは現実味のない話であると言わざるを得ません。

 

だからこそ、人間は今一度「月」に目を向けてみるべきなのです。 

 

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月と人間の関係性

 

1966年に無人月面探査機が初めて月に降り立ちました。そして、「人間」が初めて月面着陸したのはアポロ11号で、1969年のことですそれからも60回以上(人間が着陸したのは8回)「人類の技術」により月面着陸を果たしています。俗に言う「ジェネシスロック」が1917年に月で取られました。 

 

これは、月から人間が取ってきた石としては一番古いものです。この石のおかげで「地球が約45年前に大規模な衝突をして、それが要因となって月ができた」という説の信ぴょう性が上がったとされています。ですが、「宇宙業界」では現在、火星のほうが注目されるようになっています。 

 

探査機が「マーズパスファインダー計画」によって火星に最初に降り立ったのが1990年代の初め頃のことです。これによって火星の様子を写真におさめることが叶い、人間は火星にさらに強い興味を抱くこととなりました。「早く人間が火星に到達すればいいのに」と考えている人も少なくないと思います。 

 

ですが、先ほどもお伝えしましたとおり、まだまだそれは難しいと言わざるを得ません。だからこそ、今一度月に目を向けてみましょう。そうすべきワケを5つ紹介していきます。 

 

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1:月は宇宙の中継スポットである 

 

一定以上の速度を保っていなければ、重力に打ち勝って他の星に到着することはできません。例えば「地球→火星」に移動したいのであれば、少なくとも秒速13.1㎞を保つ必要があります。そのため、軌道をかなりややこしいものにしなければなりませんし、燃料も大量に必要ですし、ロケットも超大規模なものでなければなりません。 

 

ですが、「月→火星」の移動の場合は重力の関係上、秒速2.9kmで充分であると言われています。「地球→国際宇宙ステーション」の移動の場合は「秒速9㎞」が必要ですから、「月→火星」への移動の難易度がいかに低いものであるかがお分かりいただけるはずです。また、月には鉱物資源がたくさんあり、ロケットの燃料の素材を確保することも可能です。 

 

月面に存在する水や氷から、酸化剤と水素燃料を補うことが叶います。それから、地球にはほとんどない「トロイリ鉱」も月には存在しています。トロイリ鉱から硫黄を採取し、月の土壌とミックスすることで、通常のセメントに比べて耐久性の高い建材を生成することが可能なのです。 

 

そのため、「基地」を月に作ることができると予想されています。「月の基地」をスタート地点に設定すれば、消費燃料を大幅に抑えつつ宇宙探索をすることが可能です。 

 

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2:将来性の燃料が確保できる 

 

「核融合」によって星が輝いているわけですが、それをエネルギー源にすることが可能として大いに有力視されています。「融合炉」には「ヘリウム3」という一般的なヘリウムに比べて軽量な物質が用いられます。地球では希少ですからこの同位体を確保するのは難しいですが、月にはたくさん存在しています。 

 

現在では「ヘリウム3を地球に持ってくる手段がないだろうか」と政府や企業等が注目している状態です。こういった「商業的な注目度の高さ」が、「安定して利用できる植民地」を月に形成するための後押しをしてくれるはずです。もちろん、それに関連する投資も望めます。

 

原子番号2番であるヘリウムは、2番目に軽量な元素です(一番軽量なのは水素)。ヘリウムは吸引すると声が高くなるジョークグッズなどで使用されているので、ご存知の方が多いはずです。そして、核融合反応の素材としてヘリウム3そのものを用いることが可能です。 

 

「重水素」とヘリウム3の核融合が起きると、陽子と一般的なヘリウム(ヘリウム4)ができます。この際、エネルギーとして大量の陽子が生じているのです。「放射能が控えめ」というメリットがこの核融合にはありますし、核分裂よりもたくさんのエネルギーを生じさせることが可能という利点もあります。 

 

さて、月には2~60万トン程度のヘリウム3が存在すると推測されています。そして、このヘリウム3を全部用いると、「地球上で数千年かけて消費されるエネルギー量」に匹敵するエネルギーを確保できると見られています。ちなみに、数トンのヘリウム3を使えば日本の1年分の電力を補えると予想されています。二次的に発生する放射線や放射性廃棄物も少なめですから、ヘリウム3は総合的に見てかなり優秀な燃料であると言えるでしょう。 

 

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3:大昔の岩石が存在する 

 

ここ30億年ほど、地質学的に見ると月の状態はほとんど変わっていません。それゆえ「月は時間がストップしている」と表現される場合もあります。一方、地球の場合は惑星の変化、潮汐、風雨等の影響で地表の状態が変動し続けています。 

 

ですが、大昔に発生した劇的な衝突の記録が月にはまだ残存していると見られており、最初の頃の太陽系の様子をそこから捉えることが可能と見られています。 

 

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4:宇宙観測が可能 

 

「地球の1000億分の1前後」というのが月の大気の密度であり非常に薄いです。そのため、非常に天体観測が行いやすい状態だと言えます。月からであれば、電磁気スペクトルをほぼパーフェクトに捉えることが叶います。 

 

「地球から電波が送られてしまう」という問題がありますが、それは「天文台を月の裏に作る」という方法で物理的にクリアすることが可能です。地球は宇宙から送られる短い波長をキャッチし辛い環境にありますが、月であればガンマ線望遠鏡やX線望遠鏡を使った天体観測も行いやすいと言えます。 

 

人が常駐できる施設を月に作ることができれば、月面天文台を管理することがとても楽になります。望遠鏡を軌道上に送ると管理がとても大変ですが、それよりもかなり簡単に保全できます。 

 

5:人間が生息できるかを見極めやすい 

 

「人間は長期間宇宙にいても健康でいられるか」を見極めてからでないと、火星関連の計画をこなすことはできません。仮に火星に人間が降り立ってからトラブルが起きたとしても、最低2年は掛けないと物資を送ったり救援したりすることは叶いません。だからこそ、最初は月で「人間は宇宙でも生存できるか」を調べておくべきなのです。 

 

そして「トラブル対応の方法」をハッキリと示しておくことが大事です。つまり、「月で火星で生活するための準備をする」ということです。月の場合は、何かあっても3日ほどあれば地球からサポートすることが可能ですから問題ありません。 

 

それから「人間が地球の微生物を持ち込んで、環境を壊してしまう」という恐れも火星に降り立つ場合はあります。ですが、月はほとんど何もない場所であることが判明していますから、そのような心配をする必要はないと言えます。 

 

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月面開発はもっとできるはず

 

人間が月に到達してから軽く50年は経過していますが、あくまで「立っただけ」でそれ以上のことがほとんどできていないというのが現実です。 ですが、現在の技術を持ってすれば更に月面開発を進めることができるのではないでしょうか? 

 

 

いかがでしたか?
月にはまだまだ無限の可能性が秘められている事がお分かりいただけたはずです。「火星を諦めよう」と言いたいわけではありません。まずはり身近な月に関する研究開発を進めることで、人類はより火星に近づくことができるのではないでしょうか?

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