世の中には、実に色々な謎がありますが その一つに「地球空洞論」というものがあります。
文字通り「地球の内部は空洞になっている」という考え方です。
あまりにも突拍子がないので、「絶対に信じられない」と思う人も多いはずです。
しかし、よくよく調べてみると「全く根拠がないわけではない」という認識に変わるかもしれません。
ここでは、そんな 地球空洞論 について解説していきます。
地球空洞説が世界に及ぼすショック
「地球の内部は空洞であり、そこでまだ見ぬ人類が暮らしている」という考え方があります。
そして、この地球空洞説は世界にかなりのショックを及ぼすでしょう。
これまで「謎」と認識されてきた色々な事柄に対する答えが出てしまうことになるからです。
などの謎に説明がついてしまいます。
地球空洞説は支持されていない……が
地球空洞説は不可解な論説です。ただ、「地球の中」がいまだに人類にとって謎の領域であることは確かです。
とはいえ、「さすがに地球の内部が空洞であるはずがない」というのが今の科学が導く結論です。
しかし、「液体の層」が地殻にも存在することが判明してからは、「その部分が空洞なのでは?」という意見も出るようになりました。ただ、もちろんマイノリティな説ではありました。
「高圧高温の環境では、通常の空気が存在することは絶対にない」と現在では認識されています。
ですが、そんな常識も場合によっては覆ることがあります。
大槻教授とプラズマ
大槻教授は「プラズマ」研究の第一人者であり、1990年代からメディアなどを通じて知名度を高めてきました。
そして、科学的に超常現象(心霊、人体自然発火現象、ミステリーサークル、UFOなど)を読み解く活動をスタートさせました。
しかし、プラズマはまだ様々な「不思議」を秘めています。これにより、既存の物理学の常識で理解できないような謎がどんどん登場してくることでしょうし、地球空洞説に関連してくることもあるかもしれません。
シャンバラはどこにあるのか?
地球空洞説においては基本的に「アルザル人=未確認生命体」と認識されています。
そのため、「宇宙のどこからUFOが飛んできたのか」などのことは、未確認生命体とは関わりがないということになります。
そうなると、アルザル人が作り上げた優れた文明と理想的な社会について把握しておくことも大事だと言えます。
さて、「シャンバラ」という地底王国が大昔からあったという説があります。
北の果てに「シャンバラ」があるとブッダも述べています。
ですが、穴を掘ってシャンバラを訪れるのも不可能ですから、ほとんどの神秘学者はシャンバラを「架空の王国」として認識してしまいました。
ただ、「修行における目標・筋道」というのがシャンバラの本来の役割であり、「実際にたどり着けるかどうか」という話ではそもそもないのです。
心身を改造して解脱することで、「概念としてのシャンバラ」に到達するというのが真の解釈です。
ですが、ダライ・ラマ14世は「シャンバラは実際にあり、決して架空の王国ではない」と言い切っています。
これにより「地球内天体アルザルの一部として、シャンバラがある」と考えることができます。
地球空洞論の発端
遥か昔から、色々な神話体系において「別の世界が地下に存在する」という発想が見て取れていました。
日本の「根の国」、キリスト教の「煉獄」、仏教の「地獄」、ギリシャ神話の「冥府」などがそれに該当します。
そして、科学が進歩するにつれて、これらは徐々に「おとぎ話」から「学説」へと変質してきました。
これが地球空洞論の発端です。
天文学の研究家である エドモンド・ハレー(1692年)は、イギリス学士院で「地球空洞」についての論説を公開しました。
「極地方の磁気変動」に一定の説明をつけることがその狙いだったと言われています。
「地球の中は複合タイプの空洞となっており、内核が二個と中心核が存在する」というのが彼の見解でした。
それから、偉大な数学者あるオイラーも地球空洞論を支持しています(1700年代)。
オイラーは「太陽が空洞の中央にある」と考えていたようです。
それからも様々なタイプの地球空洞説が登場しますが、1818年にジョン・クリーブス・シムズが唱えた説が「決定版」と認識されています。
シムズは「同心円と極地の空洞帯」という書籍を作り、その中で「地表の海はそのまま裏側まで途切れないし、地球の中は層が五つある同心球である」という見解を示しました。
地球空洞論の様々なバージョンは1900年に入ってからもどんどん増えてきて、マーシャル・B・ガードナー(米国)はシムズ説に沿った地球空洞の模型を作りました。
それにより特許認定を受けています。そして、地球の中のモデルはこういったものであると認識されるようになりました。
一つ目の伝説
「地球の中は空洞であり太陽も存在する」と仮定する場合、そこで生物も暮らしていると考えるのが自然です。
実際、「植物や動物が地球の中にもたくさんいて、『地底人類』が高度な文明を維持している」という考え方は以前から多く存在していました。
そのうちの一つに、のちの「地球空洞化説」にかなりの影響を及ぼした逸話があります。
これは、フリチョフ・ヤンセン(ノルウェー)という探検家によるものです。ヤンセンは、1890年代に北極圏を探索した際に、名状しがたい色々なものを目撃したそうです。
そして、米国のウィリアム・リードは、ヤンセンの経験談に関して「北極に存在している地球の中への穴から温度の高い空気が出てきました。
さらに、地球の中からキツネが出てきたのである」などと、「極地の幻影」という自分が書いた本の中で説明しています。ヤンセンの経験談は現在でも地球空洞論の裏付けの一種であると認識されています。
ただ、極地に関する研究や探索がどんどん行われるにつれて、上記のような「謎と思われていた現象」については全部科学的な説明がつくこととなってしまいました。
そのため、「地球空洞論の裏付け」としての価値は完全になくなってはいないものの、かなり薄くなったと言えます。
二つ目の伝説
それから、第二次世界大戦ののちに二つ目の伝説が生まれます。
「ハイジャンプ作戦」という大がかりな南極観測作戦が、1946~46年に米国海軍によって実施されました。
これを指揮したバード少将は、空を飛んでいる際に何回か地球の中に入り込んでしまったそうです。
そして、マンモスのような生物や、河川・森林、原野などを見つけたと言われています。
しかし「絶対に周りにその情報を漏らすな」と軍に命令されて、そのまま全く語ることなく死去したとされています。
また、アメリカ軍の作戦に精通したアル・イービック氏は、「ハイジャンプ作戦ののちの1958年に、海軍戦艦にICBMという核弾頭を載せて、南極に4発放った」と述べています。
これは、レイモンド・バーナードという地球空洞論を信じる研究者が1963年に出版した書籍の中に出てきたことです。
しかし、この本には「地球の中に入ることのできる穴をバード少将が見つけたものの、政府にそれを秘密にすることを強要されたまま没した」という説明しかありません。
それに、バード少将はそもそも、「南極でも植物のある地域」を見つけただけです。
それに関して本人は「極の向こうの土地を自分で観察してみたいです。
極には色々な不思議があるわけですが、極の彼方にはその謎を解くカギが色々潜んでいるはずです」と語っているだけです。
このバード少将の言葉を、バーナード氏が大袈裟に捉えただけではないかと見られています。
地底人が実在する!?
2016年に、コーリーグッドという「SSP同盟(秘密宇宙プログラム)」のメンバーが、それまでトップシークレットだった、ある情報を明かしました。これにより、
などの大半について「本当は地底人と繋がりのある情報だった」という認識に改められるかもしれません。
「地球の内部」という未知の領域について考えるわけですから、かなりオカルト的な話も出てきました。 しかし、今後も地球の内部に関する研究が続けば、もしかしたら「謎が謎でなくなる日」も来るかもしれません。 その日を楽しみに待ちましょう。
参考 : wikipedia, など




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