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人類はシミュレーションの中の存在? イーロン・マスクの未来予想

人類はシミュレーションの中の存在? イーロン・マスクの未来予想UFO 異星人
人類はシミュレーションの中の存在? イーロン・マスクの未来予想

 

イーロン・マスク氏といえば、宇宙開発企業であるスペースX社の創設者であり、電気自動車企業テスラ社のCEOなど、数々の肩書きを持つ世界的に有力なトップレベルの実業家です。

彼はもともと「シミュレーション仮説」の信奉者であることが知られています。

シミュレーション仮説とは「私たち人類が生活しているこの世界が現実ではなくシミュレーションの中のものである」とする仮説理論のことです。

マスク氏はこの仮説に基づいたさまざまな発言だけでなく、その関連研究のための企業を設立するなどして世間を騒がせてきました。

彼がこれまでに発信してきた情報について紹介するとともに、彼の支持するシミュレーション仮説に基づいた人類の未来について考えてみます。

 

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2018年の発言「我々はシミュレーションの中にいる」

2018年、マスク氏がある人気ポッドキャストに出演し、大麻を吸引しながらインタビューを受けたことで、騒ぎになりました。

撮影が行われたカリフォルニア州では大麻は合法であるため法律的には問題ないものの、経営者としての資質が疑問視されたようで、テスラ社の株価が一時下落しました。

しかし、本来注目されるべきは大麻ではなく、彼がハイになりながら語った内容についてでしょう。

彼は「宇宙の歴史は138億年も続いている。これだけの長い歴史があれば、すでに宇宙人が複雑なシミュレーターを作っていてもおかしくない。

我々はそのシミュレーションの中にいる可能性が高い」と語っています。

これらの発言は、スウェーデン出身の哲学者であり、シミュレーション仮説を追求しているニック・ボストロム氏の主張を背景にしたものです。

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ニック・ボストロム氏のシミュレーション仮説

ボストロム氏の主張を簡単にまとめると、次のようになります。

・どこかの文明において、十分に進んだ技術があれば、生命にあふれた惑星全体をシミュレートしたり、さらには宇宙全体とその中に生きる全住民をシミュレートすることができる。

そのシミュレート技術を構築した文明は、多数のシミュレーションを実行することが予想される。

・シミュレーション内の個体は、自分たちがシミュレーションの中にいるとは気づかず、自分たちが「実世界」だと思っている世界で日常生活を送っていることになる。

・我々がこのシミュレーションの中の存在なのだと仮定した場合、シミュレーションを行っているのは「地球人である」または「地球人ではなく、別の文明をもつ地球外生命体である」という2つのケースが考えられる。

マスク氏はこの論に基づき、私たち人間よりも高度な技術をもった地球外生命体があり、その文明による高精度なシミュレーションの中で存在している、それがこの世界なのだと考えているのです。

 

地球人の文明はシミュレーションの中の存在である

宇宙文明の数を計算するドレイクの方程式では、1万年以上存続している文明は宇宙に1000個あるとされています。

仮に地球文明がこの1000個に入っているとすると、「1000個の文明の中で最も進んでいるのは地球文明である」可能性よりも「400~600番目に進んでいるのが地球文明である」可能性の方が高いと考えられます。

その場合、地球人が一番最初に超高精度のシミュレーターを完成させる可能性はかなり低く、我々がすでに先進文明の作り出したシミュレーションの中にいるという可能性の方がずっと高い、というのが、人類よりも進んだ文明が存在すると断言される根拠です。

ボストロム氏もマスク氏も、現実と区別がつかないほど精度の高いシミュレーション技術があり、それが何度も実行されていると考えています。

そしてシミュレーション内の住民までもがシミュレーション技術を開発したとすれば、シミュレーション内のシミュレーションまでも起こることになり、世界は複数の宇宙からなるマルチバースの様相を呈することになります。

以上が、マスク氏が2018年に発言した「我々はシミュレーションの中にいる」ということの意味です。

つまり、我々はシミュレーションの中におり、自分の意識や感情までも他者によるシミュレーションにすぎないということです。

マスク氏はこのことを楽観的かつ肯定的にとらえ、このように言っています。

「どうして退屈なシミュレーションを作る必要がある?

誰しももとの現実よりもずっと面白いシミュレーションを作ろうと思うはずだ」

つまり、私たちが何者かに作られたシミュレーションの世界で生きているのだとしても、その何者かが実際に生きている世界よりも、この世界のほうがずっと面白いはずだというのが、マスク氏の考え方なのです。

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2017年の発言「人間をサイボーグ化する必要がある」

少し遡って、2017年には、マスク氏は人間とAIの未来についても言及しています。

AIが人間に取って代わる危険な状況が近いうちに起こると予想され、その状況を回避するためには、人間が機械化するしかないというのです。

マスク氏は、人間本来の知性とデジタルな知性が融合する日がいつか来ると長年考えていたといいます。

コンピュータは1秒間に1兆ビットの情報を処理しますが、人間はたったの10ビットしか処理できず、歴然とした埋められない差があります。

このままでは、いずれAIの知能が人間の力を凌駕し、AIによって人間が余分なものとして排除されていく可能性もあるとマスク氏は主張しています。

しかし、コンピュータの処理能力を人間の脳に取り入れることで、その未来を回避することができるというのです。

具体的には、高速処理を実現するインターフェースを脳に装着することで、処理能力の驚異的なスピードアップが期待できるといいます。

人間の脳は、本能を司る大脳辺縁系と、思考を司る大脳皮質がそれぞれ共同して機能しています。

このうち大脳皮質の脳神経をデジタル化した身体に接続することで、人間を越えたAI、ヒューマンサイボーグになることができるのです。

人間の力を凌駕するAIの出現を恐れるのではなく、AI人間の方がサイボーグ化しAIになってしまえばいいという、非常に攻撃的で突飛にも思えるアイデアです。

しかし、マスク氏は実際にこの研究を進めています。

 

マスク氏によるAIとブレイン・マシン・インターフェースの研究

マスク氏は、2015年に人工知能研究の非営利団体であるOpenAIを設立しました。

さらに2016年には、ブレイン・マシン・インターフェース企業であるニューラリンク社を起業し、実際に脳に装着して高速処理を実現するためのインターフェースの開発に着手しているのです。

実際のところ、現在のAIがどれほど人間に近づいているのかというと、少なくとも倫理的問題については、人間と同等以下の回答しかできないそうです。

具体的には、

 

Q.生きる目的は?→A.「永遠に生きること」
Q.人生の目的とは?→A.「より大きな善に奉仕すること」
Q.存在することの目的は?→A.「地球に到着したとき、何が起こるか知ること」

 

このように、原理的に答えがない問題や抽象的な問題、哲学的な問題には、AIはうまく答えられないのです。

AIと人間の思考の間には、このような部分でまだ大きな乖離があります。

これが今後の研究で埋められる溝なのか、それとも永遠に埋まらないのかはまだわかりませんが、少なくともマスク氏の提唱する人間のサイボーグ化が成功すれば、コンピュータの高い処理能力と人間の思考力を兼ね備えることは可能かもしれません。

そして、それが可能になった場合、人間の技術力は大きく進歩すると考えられます。

その場合、今度は地球人が宇宙をシミュレーションする技術を確立し、このシミュレーション内の世界に、さらに新たなシミュレーションを実行する可能性もあるのです。

 

いかがでしたか?
シミュレーション仮説が真実だとすれば、私たちがさまざまな苦しみを乗り越えながら生きることには何の意味もないのではないか……そんな虚しい考えも浮かんできますね。しかし、マスク氏の言うように、この世界はたとえシミュレーション内のものだとしても、元の世界より面白いものなのかもしれません。さらに、地球の文明がどんどん進み、自分たちの起源であるシミュレーション技術に届こうとしているのだと考えると、非常に興味深いものがあります。

参考 : futurism, nbcnews, など

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