石川県羽咋市。
ここは日本一UFOの目撃情報が多い場所とされており、「UFO神話の町」として知られます。
巨大なUFOの形をした「コスモアイル羽咋」では、世界中から集まった多くのUFO写真や展示品、目撃情報などが展示されています。
日本において、UFO事件が起きたことはあるのでしょうか?
また、それはどういった事件だったのでしょうか?
今回は、日本で起きたある衝撃的なUFO事件について、お伝えします。
関東大震災時に出現した謎のUFO
1923年9月1日。
横浜市で印刷業を経営していた家の主婦であるKさんは、午前中の仕事を終えて、昼の食事の準備をしようと、工場から出ようとしていました。
その時、突然大地を揺るがすような大きな揺れが起きました。
建物内の設備や備品が次々に倒れ、Kさんはその場に立っているのも困難になりました。
関東大震災です。マグニチュード7.9の大地震が関東地方を襲いました。
「南無妙法蓮華経!南無妙法蓮華経!」
Kさんは倒壊寸前の工場内で、大きな揺れの中を必死に念仏を唱え続けました。
ふと気が付くと、天井から一筋の光が差し込んできていることに気が付きました。
屋根の一部が崩れ、穴が開いていたのです。
倒れた機械の間をすり抜けながら、Kさん一家は光の差す方向へと懸命に向かいました。
ようやく工場の外に出ると、周辺の家屋は一面ぺしゃんこに潰れており、また、火の手が上がっている所も見られます。
住人たちはどうして良いか分からず右往左往しているのが目に入りました。
Kさんの主人は、周辺の潰れた建物内に閉じ込められている人たちを救助するため、避難をせずにその場に残る決意をしました。
一方、火災が延焼してくる危険があるので、避難することにしたKさんと子どもは、
続く余震の中を、空襲の跡のような大通りを当てもなく彷徨い歩いていました。
しばらく歩いていると川が見えてきました。橋が地震で崩れ落ち、その場で立ち往生している人たちが大勢いました。
そうしている間にも火の手は周囲から迫ってきています。
焦る人々。
迂回して川を渡れる所を探そうと議論している人たちも居ました。その時でした。
大きな光り輝く物体が、すぐそばの宙に浮かんでいるのが見えたのです。
銀色の円盤状をしており、後光が差しているように見えました。
道を誘導し命を救ったUFO
「神様、仏様が助けに来てくれたのでは?」
先ほど一心不乱に念仏を唱え続けたKさんは、そう思わずには居られません。
光り輝く円盤は、自分たちを誘導してくれているかのように、ある方向へ動き出しました。
Kさんは子どもを連れて、迷うことなく円盤の方へ歩き出します。
「一緒に行きましょう!」
その場にいた人々に声をかけるKさんでしたが、ついてくる人はわずかでした。
突然現れた謎の円盤への当惑や不信と、地震の混乱から、多くの人は円盤とは違う方向へ歩き出したのです。
しかしその結果、これらの人々は土砂崩れに遭い、多くが生き埋めになって命を落としてしまいました。
円盤の誘導に従って、Kさんたちは一時間ほど歩き続けました。自分たちの歩く速度に合わせて、緩やかにふわふわと宙を浮かびながら、円盤は安全な道を常に選択して、進み続けているようにKさんには思えました。
しばらく歩き続け、ようやく円盤の動きが止まりました。目の前には竹藪があります。
誘導が終わり、ここはもう安全な場所だとKさんたちに告げているかのようです。
UFOの中にいたのは?
Kさんは涙ながらに円盤に手を合わせて礼を言いました。
すると、円盤の中から2人の人間が窓から姿を現したのが見えたのです。
2人とも外国人、白人のように見えました。
頭部をすっぽり覆う帽子を被り、サーファーのウェットスーツのような服装をしています。
2人のうち1人が手で合図をすると、円盤は一気に上昇し、急加速して雲の彼方へ消えて行ってしまいました。
Kさんは呆気に取られながら円盤を見送りました。
円盤と、中に居た2人は一体何者だったのか?それは分かりません。
確かなことは、必死に念仏を唱え続けて助けを求めたKさんの下へ、彼らが現れたという事実のみです。
甲府事件 日本史上最大のUFO騒動が発生
舞台は変わり、1975年2月23日、時刻は午後6時30分頃の山梨県甲府市。
ローラースケートで遊び疲れて、日も暮れて帰宅途中だった当時小学校2年生の2人、K君とY君がいました。
2人はいとこ同士です。ふとK君が上空を見上げました。
すると、東の空に2体オレンジ色に光り輝く物体が浮かんでいるのを目撃します。
その数2体。驚いたK君は、Y君にUFOのことを知らせました。
二人でしばらく見上げていると、1体のUFOは、北の方角へ去って行きました。
しかしもう1体は、近くまで急接近してきて、K君、Y君の頭上で停止しました。
UFOの底部からは黒い筒状の謎の物体が下に伸びており、カメラのシャッターを切るような音がしていました。
恐怖を感じた2人は、近くにあったお寺、福王寺の境内へ逃げ込み、墓場に隠れます。
息を殺してUFOをやり過ごそうとする2人。
しばらく様子を見ていましたが、そのうちUFOは去っていきました。
何事も起こらずにほっとした2人は、お寺を出て家路を急ぎます。
ブドウ畑に着陸したUFO
しかし安心したのも束の間。事件はこれで終わりませんでした。
足早に近所のブドウ畑へと差し掛かったときに、畑の真ん中にオレンジ色に発光する巨大な光の柱が立っているのを目撃したのです。
さっきのUFOに関係があることはほぼ間違いありませんでしたが、もしかしたら火事が起きたのかもしれない、ともこの時2人は思いました。
恐怖心は依然ありましたが、正体を確かめたいという好奇心が勝り、2人は発行体へと歩みを進め近づいていきます。
オレンジ色の発行体はハザードランプのように点滅して停止していました。
しかし2人が近づくにつれて、発行体はブドウ畑を突然横に移動し、停止します。
1メートルの距離まで近づいた2人。じっくりと観察をすると、発行体は円盤状をしており、典型的なUFOでした。
直径5メートル、高さ2メートル、アダムスキー型UFOに似ていましたが、天辺の突起がなく、窓は丸ではなく四角でした。
また、UFOの機体には見たことのない5つの文字が書かれていました。
前代未聞!宇宙人に遭遇?
固唾を呑み、2人が5分ほどUFOの観察を続けていた時、事件が起きました。
突然UFOの底部から階段がはしごのように飛び出し、2体のヒューマノイドが降りてきたのです。
UFOのそばに降り立った2体は、異形の姿そのものでした。
身長120cmほどで、髪はなく、顔は茶色くしわくちゃで、耳はうさぎのように大きく、口には大きな牙が3本出ています。
手の指は4本で手袋をしており、足袋のような長靴を履き、銀色に光る服を着て、そして先端部がラッパのような銃らしきものを肩からぶら下げていました。
驚愕のあまり固まっているK君とY君。
すると、異形ヒューマノイドの一人がY君の方へ近寄ってきました。
「逃げろ!」K君は大声で叫びますが、異形ヒューマノイドはY君の肩に手を掛けます。
恐怖のあまりブドウ畑にしゃがみこんでしまったY君は、死んだふりをしてやり過ごそうとしました。
異形ヒューマノイドはY君から離れ、ブドウ畑をしばらくの間観察します。
その隙に、K君がY君に駆け寄り、Y君を背負ってブドウ畑から必死の思いで逃げ出しました。
甲府事件のその後
自宅へたどり着いた2人は、家族に今見たことを全て話します。
最初、本気にしなかった両親たちでしたが、あまりにも真剣にいうので、母親らは現場へ少年たちと一緒に行ってみることにしました。
現場へ行くと、まだUFOはブドウ畑にいました。オレンジ色に発光していましたが、やがて徐々に小さくなり、最後には消滅してしまったといいます。
後日、現場を小学校の教諭が調査したところ、微妙ながら放射能リン30が検出されました。
UFOの動力源として原子炉が使われ、放射線が漏洩した可能性があると言われます。
また事件から7年後に、別の目撃者が現れました。K君とY君がUFOを見たのと同じ時刻に、当時保険外交員をしていた女性です。
車を運転していた女性は、打ち上げ花火のような音を聞いた後に、背の小さな人物が道を塞いでいることに気が付きました。
最初、子どもかと思ったといいます。クラクションを鳴らしますが、どかないため、徐行で通り過ぎようとした時に、異様な姿をしていたので驚いたそうです。
その後も近辺では事件当時の同時刻に、複数のUFO目撃者がいたことが判明しますが、事件の真相は現在も謎のままです。
日本でも過去に大きなUFO事件が起きており、中にヒューマノイドが乗っていた事実は大変驚きましたね。これからもUFOが日本に飛来することはあるのか、UFOへの興味が尽きることはありません。
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