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富豪とUFO研究の実態 ~宇宙人研究の資金の流れ~

富豪とUFO研究の実態 ~宇宙人研究の資金の流れ~UFO 異星人
富豪とUFO研究の実態 ~宇宙人研究の資金の流れ~

中央ヨーロッパの小さな国家である「リヒテンシュタイン」をご存知でしょうか?

元首のハンス・アダム2世は、宇宙人の地球への到来を長い間信じてきたといいます。

実際に、天体物理学者であるヴァレー氏の日記には、侯爵家の食卓でUFOの目撃情報や 様々な “陰謀論“ が たびたび話題になっていたと 細かく書き記されています。

宇宙人は存在するのでしょうか? 彼らは地球を訪れるのでしょうか?

地球人は宇宙で唯一の生命なのでしょうか?

今回は、リヒテンシュタインの公爵家で目撃された会話を中心に、古代より人間を惹きつけてきた宇宙人研究の実態をご紹介していきます。

 

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「禁断の科学」とは?

UFO研究者は、その不確実さと “科学界” におけるキャリアの難しさからか、嘲笑われることも少なくありません。

しかしヴァレー氏は、UFO研究を手掛ける中で数少ない有力な情報源として貴重な人物と言えるでしょう。

ヴァレー氏は研究者の傍ら、シリコンバレーのテック系投資家で、インターネットの原型とされるアーパネットの共同創業者でもあります。

また、著名な思想家が自身の研究分野について「TED」でも何度か登壇した経験を持つ確かな人物です。

いわゆる「禁断の科学」を記録した彼の日記には、詳細で鋭いUFO研究の世界が洞察されています。

それは趣味の研究者や政府役人、そして宇宙人と接触したと主張する人たちが解釈の主権を争う不思議な世界なのです。

それは、憶測や神話、を多く含みます。”エセ科学者”らは、UFOに取り憑かれた自分の研究を続けるため、“出資元”として富豪たちに気に入られようとします。

その富豪の1人が現在75歳のリヒテンシュタイン侯ハンス・アダム2世でした。

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UFO遭遇は家族史における伝統!?

ヴァレー氏の日記は1957年から1999年までの記録が残されています。

侯爵が登場するのは、80年代~90年代ページです。89年11月にヴァレー氏が侯爵の官邸、ファドゥーツ城を訪れた時の様子が印象的です。

「私たちは侯爵夫人、妹君、2人の御子息と一緒に小さなダイニングルームで昼食を取りました。

コーヒーは客間で出されました」と淡々と情景が描写され、「UFOなどの”超常現象”についての会話は、夜遅くまで続きました」とも書かれています。

また別の日の日記には、ハンス・アダム2世の少年時代にUFOを目撃した件について書かれていました。

内容としてはディック・ヘインズという名のUFO研究者が侯爵と交わした会話について聞いたもので、侯爵の記憶ではUFOが木々の向こうに消え、“スイス方面“へ飛んでいくのを城の庭から見たといいます。

侯爵はまた、このテーマに関心を抱くようになったきっかけについて、「1950年代にミュンヘンで叔母がUFOを目撃したこと」を挙げ、ヴァレー氏に話しています。

1989年11月の別の記録には、“従姉妹”もUFOと遭遇したことがあるとされています。

ヴァレー氏の記録によると、ハンス・アダム2世はUFO現象の調査を行う個人やグループに多額の資金を払っていました。

支援金の大半は米国に流れ、研究会や研究費に消えたといわれています。

例えば1990年代初頭、侯爵は宇宙人に拉致された米国人の数を明らかにするために約2,100万円で調査を依頼しているようです。

 

新しい駆動システムを求めて

テクノロジー関連情報を発信するアメリカのWIREDやポピュラーメカニクスなどに寄稿する米国のジャーナリスト、サラ・スコールズを含む集団が、過去数年にわたりUFO信者のコミュニティを徹底的に調査しました。

最近出版された著書の中でその時の体験を記しています。

「今日では、以前よりもっと真面目にUFOについて議論や執筆活動が行われています」とスコールズ氏は話し、「著名なメディアも注目し、少なくとも米国では政治家のブリーフィングでも話し合われます」と続けています。

スコールズ氏は、ニューヨーク・タイムズが報道した「ペンタゴンのUFOプログラム」が この効果をもたらしたと考えているようです。

「米国防総省が UFOを本気で認識しているのであれば、このテーマは ある意味“正当化”されたことになりますからね」

中でも アメリカには 本気でUFO研究に取り組む人が多いといいます。

もちろんUFO狂信者も一定数いますが、大半は単に真面目に「謎解き」をしたい人たちだというのです。

「ほとんどの人は 証拠を集めるのが目的です。

他には、例えばビゲロー氏のように、航空・宇宙飛行に使う新しい技術のヒントとしてUFOを調査にのめり込む人もいます」

どちらかと言えば リヒテンシュタイン侯爵も、後者にあてはまるのでしょう。

ヴァレー氏の日記によれば、侯爵もまた「新しいタイプのエネルギー源や駆動システム」を求めて UFO現象を調査しようと考えていたようです。

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暗黒の陰謀説

しかしハンス・アダム2世は敬虔なカトリック信者である故に、宇宙人を恐れてもいたようです。

ヴァレー氏は日記の中で「地球外にある勢力が、宇宙を征服しようとする人類の努力を監視し、支配している」という侯爵の言葉を引用しています。

また1989年の日記によると、侯爵は「遺伝的に退化した宇宙人の種族が地球を訪れ、自己の治療のために健康な人間を連れ去っていく」と推測していたようです。

これはまるで「暗黒の陰謀論」のように聞こえる人も多いのではないでしょうか?

は言え、スコールズ氏によればこの見解は今日のUFO信者の間ではあまり一般的ではないといいます。

「ほとんどの人は単に”宇宙人説”を好みます。つまりUFOは宇宙人のものだと信じているのです。

これはビゲロー氏やデロング氏にも当てはまるようです」

一方、ヴァレー氏のようにあまり固執していない人もいるようで、「彼らはこの超常現象がどこから来たのかを解明したいと考えています」ということです。

 

謎に包まれる公爵の見解

公爵の相談相手だったヴァレー氏に対するスコールズ氏の評価はどうなのでしょうか?

調査中、ヴァレー氏に特別な注意を払っていたわけではないものの、「アメリカのUFO界では一目置かれる存在であることは間違いない」といいます。

ジャーナリストであるスコールズ氏は「いずれのグループにも属さない」と自称しています。

「私は今もまだ懐疑的で、空に謎の物体を見つけることもあれば、既存のデータでは説明のつかない目撃情報もあると思います」

現在、リヒテンシュタインの国家元首がUFOについてどう考えているのかはわかりません。

今もプロジェクトの支援を続けているのでしょうか?

慎ましい侯爵は、ヴァレー氏の日記の内容をどう感じたのでしょう?

直近でアメリカ軍のUFO計画が明らかになったことに関しては何か見解をお持ちなのでしょうか?

本来全て侯爵に尋ねたかった質問ですが、事務局からは「侯爵はこの件についてのインタビューを控えたいとお考えです」と連絡があったようです。

ハンス・アダム2世は現在ウィーンに在住しています。

2004年に長男のアロイス公子を摂政として統治権を譲り、以来リヒテンシュタインの元首としての地位のみを有しているようです。

現在は一族の資産管理に専念し、スイス経済誌によると、資産総額は日本円にして推定1兆~1兆1206億円とされています。

そんな侯爵ですが、昨年11月には、もし自分で職業を選ぶことができたなら、恐らく物理学者か考古学者になっていただろうと日刊紙リヒテンシュタイナー・ファーターランドに語っていることからも、UFO等への関心の高さが伺えるかもしれません。

侯爵が密かに UFOや地球外生命体の存在を信じていることは、かねてから周知の事実でしたが、ヴァレー氏が 何十年にもわたって綿密に記録した日記がなければ、この事実は永遠に謎に包まれていたことでしょう。

 

いかがでしたか?高貴なお家柄出身であっても、世界中のUFOファンと同じように目撃体験をしたり、夢中になったりする姿が浮かぶのはこのテーマが普遍的に人間の興味を惹きつけ続けることを意味しているとも言えるでしょう。陰謀渦巻く不確かな”UFO研究界”の中でも、ごく一握りの信頼すべき研究者が残すヒントは、これからも富豪たちの”出資欲”を掻き立てていくことでしょう。

参考 : swissinfo.ch, など

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