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現実となる不老不死 ~「死」を超越する未来~

科学

医療の進歩などにより、私たち人類の寿命は徐々に伸び続け、近年では「人生100年時代」という文言も当たり前のように使われています。

これまでも昔話に始まり、SF小説や映画などでたびたび取り上げられてきた「不老不死」、「永遠の生命」というものも、いよいよ現実味を帯びた話となってきているようです。

空想の産物であり、私たち人類の多くが一度は夢見た「永遠の生命」というものが、どのような過程で現実のものとなるのでしょうか。

今回は、「不老不死」が実現する可能性の高い様々な研究について、紹介します。

 

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人類は「生命」を超越する

世界的に有名なアメリカの未来学者であるレイ・カーツワイル氏は、著書『シンギュラリティは近い』の中で、2045年にコンピュータの計算能力が全人類の知能を超え、「技術的特異点」が到来すると、私たち人類の文明は指数級数的な進化過程に突入し、遂に「生命」という概念を超越した「不死の体」を手に入れると指摘しています。

この「技術的特異点」が到来するには遺伝子学、ナノテクノロジー、ロボット工学技術の3つの技術革命が融合する必要があり、これによって私たち人類の体の様々な器官や機能が再設計され、根本的に進化するというのです。

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ナノテクノロジーの発展による影響

レイ・カーツワイル氏によれば、私たち人類はナノテクノロジーの発展による影響を大きく受けるそうです。

センサーを搭載したナノロボットを血管に入れ、一人一人に必要な栄養素を判別、投与することで食事をする必要がなくなったり、赤血球に代わるナノロボットによって無酸素状態で何時間も生存が可能になったり、血液を自動で流動させるナノロボットによって心臓の機能を代替させ、酸素供給と二酸化炭素除去を行うナノロボットによって肺の機能を代替させることで臓器というものが不要となったりするというのです。

 

加速する技術の進歩

レイ・カーツワイル氏の未来予測の内容は「マッド・サイエンティスト」の実現不可能な夢物語のように聞こえるかもしれませんが、実際の技術革新の速度は等比級数的に加速しているそうです。

こうした技術革新の急激な加速によって脳内へのナノロボットの直接挿入が可能になれば、特別な機器を使わずにバーチャルリアリティを体験できたり、他人の経験をリモート体験できたり、人間の脳の認知機能やメモリ・感覚機能を拡張したりできるというのです。

ここまでくると、確かに生命体としての人間の領域を超越していると言っても過言ではありません。

レイ・カーツワイル氏自身も「生身の体では健康を維持するのに大変な労力を必要とする」ため、「できるだけ早く機械の体を手に入れることを楽しみにしている」と語っています。

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アメリカ軍が開発する「人間代用ロボット」

アメリカ防衛高等研究計画局(DARPA)では、二足歩行ロボットを人間が遠隔操作して戦場で行動させる研究を行っているそうです。

この研究プロジェクトは「Avatar」と名付けられ、約5億7000万円の予算を計上し、二足歩行ロボットのパートナーとなった兵士の意思に沿って動くための、インターフェースおよびアルゴリズムを開発することを目的としていると言います。

これにより、人間の兵士があまりやりたいと思わない歩哨任務のような戦争関連の作業などを実行させることが可能となるようです。

 

人間の脳をロボットに移植するプロジェクト

ロシアでは人間の脳をロボットに移植するというプロジェクトが行われているそうです。

ロシアの大富豪デミトリ・イツコフ氏による資金提供によって雇われた30人もの研究者たちが、この「人造人間」の開発に取り組んでいるといいます。

このプロジェクトでは、アメリカの研究プロジェクトと同じように、人間の意思によって操作可能なロボットの開発を第一段階として考えているそうです。

そして2045年には外科的手術によって体外に取り出された人間の脳を維持することが可能な機械装置の開発に成功し、更に数年後には「脳移植」という外科的手術を行わず、人間の「脳の情報」のみをロボットに保存・削除することを可能とする技術を開発し、運用できる環境を整備することも検討中だといいます。

そしてデミトリ・イツコフ氏の最終的な目標は、人間の意識をアップロードできるホログラム・タイプのボディを開発することだそうです。

有形のロボットのボディと異なり、ホログラム・タイプのボディであれば壁を通り抜けることが可能となるだけでなく、あらゆる攻撃によるダメージを受けることもなくなるといいます。

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イギリスの未来学者も「人間は死を超越する」と主張

アメリカやロシアに加えてイギリスの未来学者イアン・ピアソン氏も「人間は死を超越し、不死を手にする」と主張しています。

これは、コンピュータ技術の発達によって、人間の脳内にあるすべての情報をコンピュータにコピーすることが可能になれば、人間の有機物としての肉体が消滅しても、人間の意識は永遠に残り続けるというものです。

イアン・ピアソン氏の予測によれば、2050年には人間の意識をコンピュータにコピーすることが可能となり、その時点で人間にとって「死」というものが大きな問題ではなくなるというのです。

ただ、実際にアンドロイドなどの筐体に自分の脳内の全情報をコピーできるのは、当初必要な膨大な費用を考慮すれば富裕層に限られると考えられますが、2060年頃には一般的な所得の庶民に、2070年には貧しい国で暮らしている人ですら買えるようになるとも予測しています。

 

人間とコンピュータが融合した「ホモオプティマス」が誕生

また、イアン・ピアソン氏の予測では、人類は2050年までにコンピュータとの融合によって進化し、より最適化され、より賢明さが増し、従来の人類とは全く異なる新しい種「ホモオプティマス」が誕生するそうです。

この他、人間の意識をデジタル化し、人間の脳とコンピュータを完全に接続することで人間の意識をアンドロイドにコピーする技術が開発されることや人間の意識だけでなく考え方や経験などもオンラインの仮想空間に保存することで永遠に存続させ、

次世代にも引き継ぐことができる技術の開発、遺伝子療法によるアンチエイジング技術の開発などによって、人間の寿命を無限に伸ばすことが可能だと考えています。

 

いかがでしたか? 人間は、この世に生まれた瞬間から「死」という終着点に向かって進んでいかなくてはなりません。進む速度に若干の差はありますが、一人の例外もなく平等に訪れるものが「死」なのです。私たちは、この不可避な運命と向き合いつつ、同時にこの運命を覆す方法を模索してきました。しかし、もし本当に不老不死が現実となり、人類が「死」を超越した社会が実現した場合、人類は「幸せな社会」を構築することができるのでしょうか。科学の力で不老不死を実現するということで、人間の意識をデジタル化することについて紹介してきましたが、意識が永遠に保存されるという話は、世界の様々な宗教で語られる「あの世」や「輪廻転生」、「霊魂」などの概念に似ているようにも思えます。
しかし一方で、人間の社会生活、経済生活あるいは価値観が大きく変わることも事実だと思います。
「技術的特異点」が到来すると、人類が物質として存在する意義が見失われ、やがて物質としての人間は宇宙から永遠に消えてしまうかもしれません。技術的にできることを、実行するべきか否かというのは、倫理観も問われる問題です。進化するAIやテクノロジーに惑わされることなく、「生」と「死」について改めて考える必要があるのかもしれません。
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