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天の川銀河の「アンチスター」~反物質でできた星が存在する?~

天の川銀河の「アンチスター」~反物質でできた星が存在する?~雑学
天の川銀河の「アンチスター」~反物質でできた星が存在する?~

 

天の川といえば、夏の夜空に広がる多くの星の集まりです。

天の川が綺麗にみられる季節で、かつ、織姫と彦星のストーリーにも深く関わる7月7日の七夕の日には、天の川を見るために夜空を見上げる方も多いのではないでしょうか。

実際に見たことがある方は、視覚的にその星の多さを感じることができるでしょう。

天の川銀河に含まれている恒星の数は、2000億個とも4000億個とも言われており、まるで夜空をぐるりと取り囲んでいるように見えるほどの大きさです。

そして、フランスのトゥールーズ大学の、天体物理学者であるサイモン・デュプルケが筆頭著者になっている研究チームによって報告された天の川に関係する内容が、現在話題になっています。

その報告とは、天の川銀河にある星の内1000億個もの星の中に「反物質星」かもしれない存在を複数発見したというものです。

そもそも 反物質とは何かという点から ご説明いたします。

 

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反物質星とは?

反物質とは、通常存在している物質を構成している粒子とは正反対の性質を持った「反粒子」で構成されている物質のことをいいます。

粒子は粒子で、反粒子は反粒子で集まって物質を作り上げていますが、これらが互いにぶつかることによって両方が消滅するという特徴をもっています。

ビッグバンの時にほぼ同数誕生したと考えられていますが、何らかの影響で数に偏りが生じて、現在では反粒子が少ない状態です。

その一方で、反粒子は誕生し続けていることが確認されており、現在でも雷の中で対消滅を起こしてガンマ線を放出していることが確認されています。

このように、どこかで集まった反物質たちが星のようになっている可能性は大いにあります。

それが、反物質でできている星、「反物質星」です。

ただ、そのことが実際に観測されたり、存在が証明されているという段階にはまだ及んでおらず、反物質星かもしれないという可能性が推測されているのみです。

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「アンチヘリウム」の発見

反物質に関しては不明な部分も多いですが、それゆえに現在いくつかの研究がされています。
そのうちの1つが、国際宇宙ステーションに高価な機器を取り付けて行われた研究で、それによってヘリウムの反物質である「アンチヘリウム」が検出されました。

アンチヘリウムは反ヘリウムとも言われ、反陽子と反中性子でできた原子核を持っている物質です。

これは、よほどの偶然がなければ誕生できないようなもので、自然発生したと考えるには大変難しい物質です。

そのため、アンチヘリウムの出どころが宇宙のどこかにあり、反水素をアンチヘリウムに核融合させることで光を放つ反物質の星が存在しているのではないかという推測がされています。

その星を見つけることも困難を極めますが、NASAの フェルミ ガンマ線望遠鏡のデータも用いて調査を進めたことで、反物質星の可能性がわずかにある存在を発見することができました。

天の川銀河において、その数は多くて14個ほどです。

 

反物質星の存在の可能性

天の川銀河に存在しているかもしれない反物質星の個数の報告とともに、「発見された天体は反物質星以外のものである可能性が高いのではないか」という報告もされています。

現時点ではまだ 反物質星の存在自体が確かなものではないのです。

ただ、この問題は、反物質星の存在例が1つでも見つかれば解決しますので、存在が証明できると 今回発見した天体が反物質星として認められるかもしれません。

そのため、今後の研究が進むことに期待して、存在証明が実現する日を 多くの人が待っていることでしょう。

そして、「今回発見された天体が反物質星であることがわかれば、宇宙形成理論の考え方は大きく変わるのではないか」とも 今回の研究著者は述べていますので、これからの宇宙分野の研究を大きく発展させる可能性があります。

 

いかがでしたか?
現時点で、反物質星の存在や詳細に関して明言することは 大変困難な状況ではあります。しかし、今後の技術・研究の発展によって、反物質星の存在が明らかになる 可能性は 大いにあるといえるでしょう。
参考 : listverse, wikipedia, など
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