今回は、欧米を中心に50年以上もの間目撃され続けている 不気味な男、リトル・ブルーマンについてお話ししましょう。
突然現れ、蒸発する様に消えるとして 幾人もの恐怖に陥れている この謎の怪人…。
その正体はいったい何なのかを、ご紹介致します。
欧米で目撃されているリトル・ブルーマンとは
日本ではあまりなじみのないこの都市伝説 リトル・ブルーマンとは1967年にイギリス人の少年らによって目撃されたことで一躍脚光を浴びることになった、謎の青い小男に関する伝説です。
その正体については、宇宙からの訪問者説、未来からのタイムトラベラー説に子供たちの集団催眠(集団パニック)説と様々な憶測がなされていますが、いまだにはっきりしたことは何も分かっていません。
いくつかの目撃例を見ていきましょう。
エミリーの場合/アメリカ・ミネソタ州
エミリーの家族が2007年に念願の新築物件に引っ越してきた当時、彼女は3歳でした。
引っ越してから間もなく、彼女の母親はエミリーの奇妙な行動に気が付きます。彼女が自分の部屋にこもって誰かと話している様なのです。
当然幼いエミリーに携帯電話などは持たせていませんでしたので、母親は不思議に思いながらも『ごっこ遊びだろう』と考えていたといいます。
成長したエミリー曰く『はっきりとは思い出せないけれど、当時部屋の中で青いスーツを来た男性とよく話していた様な記憶がある』とのことです。
実際に母親も庭で芝刈りをしていたある日、何気なくエミリーの部屋を窓越しに眺めたところ『娘の部屋の中に、娘と青いシャツを来た男が立っているのを目撃した事がある』と語っています。
また、ある夜など母親が大きな物音で飛び起きると、部屋の隅のドア近くに青い男の姿があったといいます。
エミリーとその母親だけにとどまらず、リトル・ブルーマンはエミリーの継父の部屋にも現れています。
ベッドで目覚めた継父がふと横を見ると、ベッド脇に青い小男が立っていたのだそうです。
更にエミリーの妹まで、自室でパソコン作業中にこの青い小男を目撃していたといいます。
普通 見知らぬ男が家の中に居たら、その時点で警察へ連絡しそうなものですが、上のいずれのケースでもリトル・ブルーマンは気付いた家人の目の前で、霧か霞の様に跡形もなく消えてしまったのだといいます。
夢で襲われた父子の場合/不明
これが上述のリトル・ブルーマンと同一のモノなのか定かではないのですが、Reddit (レディット)というフォーラムで興味深い投稿がありました。
この投稿者の男性は、息子とともに”赤い目をした筋肉質な体つきの小柄なスキンヘッドの男”に、夢の中で襲われたというのです。
『夢の中の話なんですが、その男はまるで吸血鬼の様な感じで突然家の中にいたんです。
私が汗だくになって目覚め、落ち着くために起き上がってトイレに向かって歩いていると、突然息子の絶叫が聞こえました。
息子は当時4,5歳くらいだったと思います。
私は急いで息子の部屋に入ると、彼は非常におびえた様子でこう言ったのです』
『ベッドの下に僕を捕まえようとしている青い男がいた!!』父親はぞっとしつつも 部屋の中をくまなく調べたそうですが、誰の姿もなかったのだそうです。
『私は念の為に息子を抱いて家中を見回りましたが、誰も居ませんでした。
眠れない夜を過ごした私と息子は、その夜以降この出来事についてはあまり話さなくなりました。
でも、たまたま2年前に皆で絵を描く機会があり、私は何気なくこの時の青い男を記憶を頼りに書いたのですが、それを見た息子が、あの時の青い男だ!と…彼も あの夜のことをはっきり覚えていたのです』
22歳匿名男性の場合/アメリカ・ウィスコンシン州
ウィスコンシン州の男性は22歳だった当時、リトル・ブルーマンに首を絞められた経験があると話しています。
当時男性が住んでいた家は所謂”幽霊屋敷”で、異常な足音やドアの不自然な開閉など、様々な怪奇現象に悩んでいたのだそうです。
そんな頻発する怪奇現象の中でも特に彼を悩ませたのが、何度も現れる小さな青色の小男だったというのです。
『ある日地下にある寝室で眠りについたとたん、毛布が足に押し付けられている様な圧迫感を感じて目が覚めたんです。
変だったのは、背中の背面の型をとられている様な気がしたことです。
必死の思いでベッドから起き上がったのですが、その時は周囲に異常は見つかりませんでした。
再び横になって目を閉じたのですが、10分もしない内に 再び例の圧迫感を感じて、次の瞬間には呼吸が苦しくなったのです』
目を開いた男性が見たのは、自分の胸の上にしゃがんで微笑んでいるリトル・ブルーマンだったのだそうです。
『見知らぬ男が自分にのしかかっているだけではなく呼吸ができないという異常な状況にパニックになりそうでしたが、何とか拳を握りしめてその小男に殴りかかりました。
その謎の侵入者は殴られた瞬間に蒸発したように消え失せ、次の瞬間には部屋のドアが勝手に開き、それから地下室の出入り口のドアも開きました…
とても大きくて重いドアなので、勝手に開くことはありえないのに。
その時点で呼吸は かなり楽になっていましたが、恐ろしさから冷汗が止まりませんでした。
私はベッドから飛び降りて部屋中の照明をつけ、地下全体の明かりもつけて侵入者の姿を探しましたが、影も形もありませんでした。
こんなこと、人には説明できません。頭がおかしくなったと思われるのがおちですから。
この事件の後は2階の部屋で眠るようにしました』
リトル・ブルーマンに襲われたという報告は稀とのことですが、家の中に入ってきて首を絞められるケースもあるそうです。
ただのいたずら?それとも…
実はイギリスの少年たちに目撃される9年前、アメリカのミシガン州で『宇宙服を着た青く輝く小さな男が突然現れ、物凄いスピードで走り去る』という目撃証言が多発した事があったそうです。
目撃証言は多岐にわたり、特に男の身長に関しては60cm程という証言からもっと大きかったという物まで様々でした。
結局この事件は地元の若者3人組のいたずらという事で解決したのですが、警察に押収された着ぐるみは成人男性が入る大きさだったとのことです。
果たして大きな着ぐるみを60cm程度と見間違ったりするのか、着ぐるみを着てそんなに速く走ることができるのか等 不審点が指摘されており『実は本物の宇宙人だった』説が実しやかに噂されています。
エイリアンの存在を信じるロシア人ベテラン宇宙飛行士
2008年7月にISS(国際宇宙ステーション)のロシアモジュール”ピアーズ”から、宇宙船の点検をするために6時間18分にも及ぶ宇宙遊泳を行ったことでも知られるロシア人ベテラン宇宙飛行士のオレグ・コノネンコ氏は同国のジャーナリストであるウラジミール・ポズナー氏にインタビューされた際『エイリアンが存在すると信じているかどうか』との問いにはっきり『イエス』と答えて世間を沸かせました。
コノネンコ氏は地球に似た太陽系外惑星が多く発見されている事実を指摘し『それに加えて、私たちは宇宙に存在する可能性のあるすべての生命体について知りません』と語っています。
イギリス初の女性宇宙飛行士も言及
現在はロンドンのインペリアルカレッジに勤務する化学者のヘレン・シャーマン氏は1991年に旧ソ連の宇宙ステーション”ミール”を訪れ、イギリス人として初めて宇宙に進出した人物ですが、実は彼女も英紙 ”The Observer” のインタビューでエイリアンの存在に言及しています。
彼女は宇宙には何十億もの恒星があり その殆どに周回する惑星があるのだから、エイリアンが存在するのは ほぼ確定しているというのです。
『彼らはあなたや私の様に、炭素と窒素でできていない可能性もあります。彼らが今ここにいる可能性があり、しかし 単に我々の目に映らないだけかもしれないのです』と彼女は話ます。実にロマンあふれる可能性です。
突然家の中に現れ、時に危害すら加えてくるリトル・ブルーマン…絶対に会いたくはない存在です。個人的には宇宙人には友好的であって欲しいので、リトル・ブルーマンは幽霊や集団パニックの一種であって欲しいと思っています。しかし、もし彼らが種として存在するのなら、一定の割合で反社会的な性格の個体も存在するのかもしれません。
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