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「マンデラ効果」とは何か ~ネットで広まった不思議な現象~

「マンデラ効果」とは何か ~ネットで広まった不思議な現象~科学
「マンデラ効果」とは何か ~ネットで広まった不思議な現象~

「マンデラ効果」または「マンデラ・エフェクト」という言葉をご存知でしょうか?

簡単に説明すると、事実とは異なる誤った認識や記憶を不特定多数の人々が共有している現象のことで、ネットで広まった言葉なのですが、今ではその原因について様々な超常現象や陰謀論にまで言及するような一種の都市伝説となっているものです。

日常生活の中では、誰でも些細な記憶違いを経験していると思います。しかし、自分とは何の関係もない不特定多数の人々が自分と同じ記憶違いをしているとしたら、それは不思議な現象だといえるでしょう。

今回は、「マンデラ効果」とはどういうことなのか、その名称の由来や都市伝説の実例などを合わせて解説します。

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「マンデラ効果」という現象

「マンデラ効果」という現象は、前述の通り「事実とは異なる誤った記憶」を、不特定多数の人々が共有している現象のことです。

つまり、一個人の単なる事実誤認や些細な記憶違いというレベルではなく、世界中の人々が同じ「事実とは異なる誤った記憶」を持っているという不可思議な現象なのです。

さらに、この現象は一つの事例にとどまらず、複数の「事実とは異なる誤った記憶」を共有しているという実例があるのです。

なぜ「マンデラ効果」という名称なのか

この不思議な現象はなぜ「マンデラ効果」という名称なのでしょうか?

「マンデラ」と聞いて思い浮かぶのは、人種隔離政策の撤廃運動を推進していた南アフリカ共和国の政治家ネルソン・マンデラ氏ですが、まさにこのネルソン・マンデラ氏に関する「誤った記憶」が原因で「マンデラ効果」という名称が生まれたのです。

人種隔離政策の撤廃を訴えていたネルソン・マンデラ氏は、1964年に国家反逆罪で終身刑の判決を受け、27年に及ぶ長い獄中生活を送ることになるのですが、1990年に釈放され、翌1991年にはアフリカ民族会議の議長に就任します。

そして、人種隔離政策の撤廃に尽力したことで1993年にノーベル平和賞を受賞し、翌1994年に南アフリカ共和国第8代大統領に就任しています。

そして1999年、任期満了に伴い大統領を退任、政界からも引退し、2013年12月5日、95歳で亡くなっています。

しかし、超常現象研究家フィオナ・ブルーム氏は、ネルソン・マンデラ氏が「1980年代に獄中で死亡した」という「誤った記憶」を持っていたというのです。

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ネルソン・マンデラ氏に関する「誤った記憶」の共有

ブルーム氏は、自分が記憶している「マンデラ氏が獄中で死亡した」ことは、間違いであると考える一方、「マンデラ氏が獄中で死亡した」ことに関する不思議な記憶が他にもあったと言うのです。

例えば、マンデラ氏の葬儀で、マンデラ氏の夫人が心に響くスピーチを行い、南アフリカの人々は大いに嘆き悲しんでいたということや、マンデラ氏の死後、南アフリカの各地で暴動が頻発していたということなど、かなり鮮明な記憶だったそうです。

しばらくしてブルーム氏は、自分と全く同じ「マンデラ氏が獄中で死亡した」という記憶を持つ人に出会いました。

「誤った記憶」の共有に驚いた彼が、2010年にこの出来事を自分のブログで発表したところ、なんと同じ「誤った記憶」を持っているという人々が次々と現われたのです。

さらに、2013年にマンデラ氏が亡くなったという報道が出た時、メディアに対して「マンデラ氏は獄中で亡くなったのではないか」という問い合わせが相次いだというのです。

このことから「マンデラ氏は1980年代に獄中で死亡した」という「誤った記憶」を持つ人々が、世界中にいたことが判明したのです。

ブルーム氏は、自分だけが持っていると思っていた「誤った記憶」を、世界中の多くの人々が共有しているという不思議な現象を、この出来事にちなんで「マンデラ効果(マンデラ・エフェクト)」と名付けたのです。

「マンデラ効果」の実例

「マンデラ効果」という言葉はネット上で広まり、その実例も多くはネット上で語られています。

具体的には「有名人の生死に関するもの」として、ネルソン・マンデラ氏やビリー・グラハム氏など存命中に訃報や追悼番組を見たというものや、モハメド・アリ氏のようにすでに亡くなっているのに生きていると思われているものがあります。

また、大陸や島嶼の位置が実際と異なるものやアメリカの州数を実際よりも多いと記憶しているという「地理に関するもの」、天安門事件で無名の反逆者が戦車に轢き殺された記憶やケネディ暗殺事件のオープンカーが6人乗りではなく4人乗りだった記憶などの「事件に関するもの」の他、「映画やアニメなどの作品の内容やキャラクターに関するもの」、「作品名や商標に関するもの」などもあります。

日本固有のものとしては、宮尾すすむ氏や志茂田景樹氏などの生死に関する記憶や映画「天空の城ラピュタ」に別バージョンのエンディングがあるという記憶、アニメ「巨人の星」のオープニングに実際には無いシーンがあるという記憶などがあるようです。

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「マンデラ効果」と「パラレルワールド」

「マンデラ効果」の実例を見てみると、単なる個人の記憶違い、あるいはただの教養不足と思われるでしょう。しかし「マンデラ効果」と呼ばれる現象は「パラレルワールド」と深い関連性があると言われているのです。

「マンデラ効果」とは「事実とは異なる誤った記憶」を、不特定多数の人々が共有している現象のことですが、「事実とは異なる誤った記憶」は「パラレルワールドの記憶」だと考えているようです。

私たちが過ごしている現実世界と並行して存在していると言われる別の時空の世界が「パラレルワールド」と呼ばれるもので、理論物理学者の間でも、その存在の可能性は語られています。

そして、現実世界と「パラレルワールド」との間を何度も行き来することで記憶が交錯し「マンデラ効果」という現象を生み出していると考えられるというのです。

つまり「マンデラ効果」という造語を生み出したフィオナ・ブルーム氏は、ネルソン・マンデラ氏が獄中死した「パラレルワールド」に行った可能性があるということです。

「マンデラ効果」と「ミーム」

しかし一方で、「マンデラ効果」はただの勘違いであるという説も有力です。「マンデラ効果」には「ミーム」という人間の脳内にある、他の脳へ複製可能な情報が関連しているというのです。

「ミーム」とは遺伝子から生まれた概念で「文化を形成する情報」のことで、進化すると言います。例えば、習慣や技能、物語などのように社会的、文化的な情報で、人の脳から他の人の脳へ複製が可能なのだそうです。

そして、実際には起きていない事柄の「ミーム」が「事実」として受け入れられ、人から人へと複製されるということが「マンデラ効果」であるというのです。

元々、人間の記憶は曖昧なものであり、これに一定数の人々がそれを事実として認識する群集心理という要因が働くと、虚偽の情報が「事実」として伝わっていくというのが都市伝説拡散のメカニズムだと言えます。

いかがでしたか?
「マンデラ効果」について、様々な事例を交えて解説してきました。私たちが日常生活において経験する記憶違いや勘違いは、「マンデラ効果」などという名前が無くても、単純に「人間の脳のメカニズム」と片付けることが可能です。しかし、そもそも「マンデラ効果」とは、ネルソン・マンデラ氏が獄中で亡くなったという「誤った記憶」を世界中の人々が共有しているという不思議な現象から生まれた言葉です。単なる記憶違いが、世界中の多くの人と一致することなど有り得るのでしょうか?もしも日常生活で、事実と異なる「誤った記憶」を持っていることに気付いたら、周りの人に確認してみると良いでしょう。あなたも「マンデラ効果」を体験できるかもしれません。
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