1968年、日本ではポケベルが登場し、1992年ごろから数字の語呂合わせでメッセージを送りあう文化がつくりあげられました。
それから、ガラケーやスマートフォンといった様々なテクノロジーが用いられた携帯電話が普及されるようになり、いまや1人1台携帯電話を持つことは当たり前になっています。
今後は、スマートフォンやアップルウォッチなどを越える新たなテクノロジーが登場することでしょう。
そこで注目されているのが、フューチャリスト、いわゆる未来学者と呼ばれる人々です。
今回は、海外の人々の間でも有名なフューチャリストであるミチオ・カク教授の3つの預言について ご紹介いたします。
預言その1 インターネットはブレインネットへと変化する
かのスティーブン・ホーキング博士は、眼鏡に埋め込まれたマイクロチップによって脳波を測定することで、コンピュータの画面に文字を打つことを可能にしました。
ミチオ・カク教授は、これは例えるならばある種のテレパシー能力であると発言しています。
このように、現代では脳とコンピュータには深い繋がりがあります。
そこで、ミチオ・カク教授は将来、人間の感情や記憶などをインターネットでシェアすることが出来る時代が訪れる可能性があると預言しました。
マイクロチップを安い値段で誰でも購入することができ、それをコンタクトレンズや眼球に埋め込みます。
そしてまばたきを行うと、すぐさまインターネットと接続することができます。
それによって、目の前にいる人間のデータを知ることができるのだそうです。
さらに、インターネットはブレインネットへ変化する可能性についても述べました。
メッセージを送信する際、現代に生きる私たちは絵文字や顔文字などを用いて画面の向こうにいる相手に感情を伝えますが、インターネットがブレインネットへと変化すれば、絵文字や顔文字を使わなくても画面の向こうにいる相手に感情を伝えられるようになるのだと語っています。
また、無声映画が有声映画の登場によって廃れてしまったのと同様に、映画の登場人物の感情が脳内で読み取れるようになるため、既存の映画が廃れてしまう可能性があることについても言及しました。
預言その2 人類は宇宙に進出する
ミチオ・カク教授は、近い将来、宇宙開発の第2黄金期の時代に突入することを預言しています。
アマゾンのCEOであるジェフ・ベゾス氏が月に工場を建設しようとしていることや、スペースX社のCEOであるイーロン・マスク氏が人類の火星移住計画をたてていることなどがその証拠です。
さらに、SF作家 兼 天文学者のカール・セーガン氏は、地球に巨大な隕石が落ちてくることは避けられないと危惧しており、それを回避するためには、人類を地球以外の惑星に行き来させることが、できるようにしなければならないと述べました。
そこで、スペースX社のCEOであるイーロン・マスク氏は、地球以外の惑星を行き来させる考えに賛同し、推奨しました。
預言その3 がんの治療が容易になる
ミチオ・カク教授は、人工知能とバイオテクノロジーが組み合わさることで、あらゆる物事が変化する可能性があると述べています。
特に、死因の多くを占めているがんはテクノロジーが進化することによって治療が容易になり、がん細胞を消滅させるナノメディスンがつくられるようになるそうです。
さらに、人工知能の発展により、がん腫瘍がつくられる前から体内に潜むがん細胞が増えているかどうかを調べることができ、腫瘍がつくられる前の対処が可能になるため、多くのがん患者が救われることになるでしょう。
また、がん治療において腫瘍という単語は使われなくなり、風邪と同じようにちょっとの治療だけで回復する時代が来るといわれています。
アメリカ合衆国ニューヨーク市立大学所属のフューチャリストであるミチオ・カク教授の3つの預言についてご紹介しました。テクノロジーの発展は人類に色々なメリット・デメリットがあることが分かりました。私たち人類はこれから、既存の文化を大切にしつつ、新たなテクノロジーを受け入れていくことが大切なのかもしれません。
参考 : bigthink, など
コメント