私たちが住んでいる国、日本。 比較的世界の中でも、気候が温暖で住みやすい国としても知られています。
しかし、そんな日本から世界で最も過酷な環境である南極に行ってみたいという人が最近あとを絶ちません。
そこでここでは、南極に行く方法について独自のリサーチを交えつつお届けしていきます。
セカイの果てというべき南極まで、どのように行けば良いのでしょうか?
世界で一番寒い場所、南極大陸
南極大陸は、文字通り世界で一番寒い場所です。
またその特殊な環境条件や位置的な部分からどの国の領土でもありません。
つまり、どこかの国の政府の持ち物ではないため、南極大陸で遭難すると、どこからも助けてもらえない可能性すらあるというわけです。
そんな危険な場所・南極大陸、日本からの飛行機の直行便も当然ありませんし、空港も国際空港なんていうものはありません。
南極大陸への行き方
まず一つ、覚えておかなければならないことがあります。
南極に上陸できるのは、毎年秋口11月から、春先である3月にかけての非常に短い間のみということです。
それ以外の時期については、原則として南極に行くことはできません。
南極大陸は非常に寒いエリアのため、人間が活動するには適していないケースもありますのでかなりの気概と覚悟をもって臨むべきでしょう。
南極へ旅するには一般的な方法として、クルーズ会社が提供したり旅行会社が提供する南極ツアーに参加するのが一番良いでしょう。
アルゼンチンまで飛行機などで出向いて、そこから南極に向かうというケースが一番無難でしょう。
飛行機についても、乗り継ぎ・トランジットが非常に多く登場することから、海外旅行に慣れていない方は日本の旅行代理店などに依頼をして南極ツアーに連れて行ってもらう方が一番安全といえます。
南極に向かうのにビザは必要?
ところで、南極旅行といえば一応は日本の国を出て海を越える海外旅行となります。
ビザやパスポートが必要なのではないか?と思われる方もいらっしゃることでしょう。
こちらについては心配いりません。
そもそも南極はどこかの国の持ち物ではなく、領土という扱いでもないため、ビザそのものは必要ないのです。
というより海外旅行の際によく登場するイミグレーションや入国審査も南極にはありません。
その代わり、最低限アルゼンチンや周辺の様々な国にトランジットで入国する必要があるケースがほとんどなので、最低限、旅行代理店などから指示されるビザなどは必要となります。
物理的な南極への上陸方法は?
物理的に南極大陸に上陸するためには、二つの方法があります。
一つは、まずクルーズ船で上陸する方法です。
海から直接上陸することができるため「冒険」をしているイメージも強くなりますがその反面、船ですから天候や気象条件に左右されて何日も「待機」が出る可能性もあります。
このあたりは飛行機同様にリスクがありますので、余裕を持って冒険に出かけたいものですね。
二つ目の方法としては飛行機で直接ランディングするという方法もあります。
こちらは南極大陸に直接着陸しますので、船よりも時間がかからないというメリットがあります。
しかし、船での上陸同様に南極ですから当然全世界の大都市のようにスケジュール通りにランディングできるとは限りません。
こちらも条件によってはスケジュールに変動が出る可能性がありますので、比較的余裕を持ってスケジュールを組んでおいた方が良いでしょう。
少なくとも、3日後には日本に戻ってきて仕事をしなければならないなどのタイトなスケジュールを組んでいると、大変なことになりそうです。
南極大陸へ上陸する際の装備は?持ち物や注意点は?
南極大陸へ上陸する際は、少なくとも真冬の北海道ツアーのような生半可な装備では不十分といえるでしょう。
氷に閉ざされ、訓練された人でなければそこで生活することができないほどのエリアですから、防寒装備は完全なものを用意する必要があります。
また、現地に出発する時に健康状態に問題がないということも前提条件となりますので注意しておきましょう。
風邪を引いていて南極大陸まで出かけていくケースはほとんどないと思いますが、健康診断など受けておくとよいでしょう。
ちなみにツアーや旅行代理会社によっては、メディカルチェックや健康診断を受けたという証明書を提出するように求めてくるケースもあります。
念のため、一度健康診断を受けてからツアーに参加した方が良いですね。
南極は、氷に閉ざされたいわば「セカイの果て」。ここまで行くのに昔はかなりの苦労が伴ったといいますが、今は旅行およびクルーズという形でエスコートしてもらうことが可能となっています。誰の領土でもない閉ざされた土地、一生に一度は見てみたいものですね。もちろん、南極に訪れる際には防寒装備を忘れずに健康診断もきちんと受けてからにしましょう。
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