20世紀後半の世界は、第二次世界大戦の終戦直後から早々にオリンピックが実現し、宇宙人やUFOなどの話題も国境を超えて注目を集めていました。
特に1950年代に確認された宇宙人にまつわるエピソードには奇抜なものも多く、21世紀を迎えた現代でも好奇心を持たずにはいられないものばかりです。
今回は実際に地球外生命体と人間が直接関わりを持ったと言うエピソードをいくつかご紹介していきます。
アメリカ国防総省に囚われていた金星人の存在
以前、アメリカの大統領と会談したエイリアンがいたのをご存知でしょうか?
国防総省で当時の大統領と話し合ったのは、”ヴァリアント・ソー”という金星人で、1957年に「地球人を救済する」という任務と共に宇宙から来たと言われています。
その内容を題材にした著書が1967年に出版されており、その筆者の話が事実であれば1950年代のアメリカは金星人と重要な会議をしていたというのです。
著者であるストレンジズ博士はUFOファンのコミュニティの中でも熱心な存在として知られており、同時にキリスト教の伝道者でもありました。このような背景もあり、驚きの事実が判明していきます。
彼は1958年に「金星人とその部下の写真」を入手したと発表し、UFOファンたちに実際に見せ、写真の2人が金星からやって来た金星人であることを暴露したのです。
この目に余る行動によりアメリカ国防総省内部から連絡を受けた博士ですが、重要なのはここからでした。
その金星人は既に国防総省にて捕われており、なんと金星人本人が”博士と個人的に対面したい”と主張していることを告げられたのです。
喜んで招待を受けた博士は、金星人ヴァリアント・ソーと実際に会った際、4人乗りの宇宙船で、いつどの街に到着したかなど詳細を知らされました。
「IQ1200の金星人」が暴露するイエス・キリストの真実!?
その時既に3年近く国防総省に滞在していた金星人ヴァリアントですが、わざわざ博士を指名し会おうとした理由として「キリスト教信仰の敬虔さ」を挙げています。
ヴァリアントは博士に「聖書の内容は真実であるが、そもそもイエス・キリスト自身が地球外生命体である」と説明しました。
また、政治家たちに制止さえされなければ、ヴァリアントが地球にいる間に世界の人々に向けて話せていたはずだったため、博士にその“代替者”を頼むことが主な目的でした。
金星人ヴァリアントの外見についても記録が残されており、身長約183センチ、体重90キロ弱、その他髪色や目の色に及ぶまで具体的なものでした。
中でも特に興味深い記述は、握手をした際に感じた生まれたての赤ん坊のような肌触りに似合わない握力の強さと、憶測されたIQが1200を超えていたという部分で、人間離れしていた様子が伺えます。
また、そもそも地球を訪問した最大の目的として、“キリストが再び降臨する準備”とも思える内容を主張しました。
ヴァリアント曰く、現状で人類は歴史上最も神から遠ざかった存在になっており、このままでは人類が自滅する結果になるというのです。これを人類に伝える役務を博士に託したのでした。
どの程度私たちが信じるべきか難しいところですが、イエス・キリストが宇宙人である可能性を示唆する具体的な証言という観点で興味を持つ人々も多いのではないでしょうか?
イエス・キリストの後にも、人類救済の後継者が存在した?!
イギリスのUFO研究の始祖ともいえる人物の主張が話題を呼んでいます。リチャード・ローレンス氏は、これまで宇宙に関する全11冊の著書を出版しており、先日地元メディアのインタビューに応じました。
そこでは“イエス・キリスト”と“地球外生命体”の関係についての自説が述べられました。
金星人ヴァリアントが語ったのと同様に、ローレンス氏も「イエス・キリストは金星から来た」と思っており、より正確に言うとすれば「偉大な宇宙の知性」かつ「人類の救済のためにやってきた、あくまで宇宙の存在」であるというのです。
イエス・キリストの生誕時に東の方角に現れたといわれている「星」が根拠だそうで、この星は西の空で突然輝き出し、不思議に思った東方の人々を生まれたてのイエスと母マリアの元に導いたとされています。
パターンを持って動いていた記録があることから、その星は実はUFOであったとローレンス氏は考えているようです。
さらに、ローレンス氏によれば、イエス・キリストが生まれたのは12月のクリスマスではなく3月であり、人類の救済のために地球にやって来たエイリアンはイエス・キリストの他に、ブッダ、ガンジー、なども該当すると言います。
この話が本当であればエイリアンは人類の救済のために幾度となく“重要人物を送り込んでくれていた”ということになり、同時にまだ救済措置が完了していないということは人類の抱える罪はそれほどまでに大きいと言うことでしょうか?
英国の国営放送が既に「金星人と人間の会話」を実況放送していた?!
金星人の訪問も囁かれた1950年代の世論としては「宇宙空間には知的生命体が地球人以外にも存在するのではないか」というものから「宇宙人たちはもう既に地球を訪れているのではないか」という内容へ移り変わりを見せました。
このように許容範囲が少しずつ広くなった20世紀後半でしたが、その頃放映されたという驚きの実況中継をご紹介します。
それは、イギリスの国営放送局が「人類と金星人との交信」をテレビで生放送していたという衝撃の内容です。
直接金星人と交信したのはジョージという男性で、タクシー運転手時代に聞こえた、ある“声”によって人生の歯車が大きく変化したとのことでした。
聞こえた声は英語であり「惑星間会議の代弁者になるべく準備をせよ」という内容だったそうです。
それが宇宙人からの初接触であり、その時のことをジョージはこう語っています。「UFOも宇宙人も特に関心を持っていたわけではないので、意味がわかりませんでした。
幸いにもこれまで長い期間ヨガの経験があったので、その時起きたことがどれほど重大であるかということだけはすぐさま理解できました。」
あまりの出来事に一切の外出を敬遠したジョージでしたが、約1週間後に驚きの訪問を受けることになります。
北インドの著名なヨガ行者が、施錠されているジョージの部屋に難なく侵入し、部屋の中のイスに座ったというのです。
座る際に床がきしむ音がしたことで、相手を「人間」であると確信していたジョージでしたが、実際には金星から来ていた宇宙人であり、ヨギの姿は地球上で便宜上借りている姿であるとの説明を受けたといいます。
その後ジョージがどうなったかと言えば、金星人から直接指示を受け取り、地球外の情報局からの伝達を担当する報道官として働くようになりました。
各惑星からの訪問者との面会もジョージの役目の1つだったようです。後にジョージは自らを博士と名乗り、現在に至るまで世界の救済を目指すスピリチュアルなグローバル団体を率いて活動しています。
金星人は地球と人類の結末を知っている?!
博士と呼ばれるようになったジョージの興味深い言動はさらに注目を集め、1950年代後半には英国の国営放送局による特番が組まれることになりました。
番組の中で、催眠術にかかったような状態の博士を介して、“シリウス”と名乗る金星からのスパイまで登場しました。この時代のお茶の間では誰もが注目して番組に釘付けとなっていたと考えられます。
異様な状態で通常とは異なる物言いをする博士は誰が見ても「金星人と会話を交わしている」ことが伝わる様子で、金星人から受け取ったメッセージも記録されています。
「私たちは地球の時間軸で言うと1800万年も前から、あなたたちが“地球”と呼ぶこの星に足を踏み入れてきました。地球には壊滅的な未来が待っています。1つ目が核実験、2つ目が精神の法則からの逸脱でしょう。」
スタジオには、当時の宇宙飛行士と心理学を専門とする精神科医が同席していましたが、金星人のメッセージに対しては2人とも懐疑的なままエンドロールを迎えました。
この時代の世論は今よりもUFOや宇宙人についての関心が高かったようで、それは当時のアメリカのトルーマン大統領も例外ではなく「UFOは存在するかもしれない」と公式のインタビューでこぼしてしまった程でした。
21世紀に入って早くも約20年経過する今日、宇宙のミステリーは飛躍的に解明されつつありますが、半世紀以上昔の“レトロな”映像やエピソードに触れると、やはり当時の人々の宇宙に対する純粋な好奇心が伝わってくるのではないでしょうか。本当に全てが解明されるその日までは、きっとこれからも繰り広げられる終わりのない論争を温かく見守っていきましょう。
参考 : disclose.tv, mysteriousuniverse, collective-evolution, など
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