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気象を操る禁断技術は完成間近!? ~禁忌を犯す危険実験の数々~

気象を操る禁断技術は完成間近!? ~禁忌を犯す危険実験の数々~ 科学
気象を操る禁断技術は完成間近!? ~禁忌を犯す危険実験の数々~

 

かつての人々は、恵みの雨を求めて祈りを捧げ、自然災害が起こるたびに生贄を差し出していました。しかし、そのような信仰の時代は終わりました。

現在の人類は天の力を恐れるどころか、科学の力を利用して神の領域に踏み込もうとしています。人工降雨をはじめとした気象コントロールの技術が確立され始めているのです。

これらの技術が有効活用されると、汚染された大気の再浄化、農林水産業の安定などが期待できます。しかし、これらの技術は諸刃の剣であり、使い方を誤れば人類を滅ぼすことにもなりかねません。

災害や、農作物の不作が人為的に引き起こされたらどうなるでしょうか?今回は、大きな可能性を持った未知の領域、気象コントロール技術の事例をご紹介します。

 

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中国のクラウドシーディング

北京オリンピックの開会式当日、悪天候の中での開催を良しとしなかった中国政府は、クラウドシーディングと呼ばれる人工降雨の技術を利用しました。

クラウドシーディングとは、温度を下げる働きを持つ物質を雲に散布することで、雨の材料となる氷粒を発生させるという技術のことです。

まるで雲に種まきをしているように見えることから、cloud seeding(雲の種まき)と呼ばれています。

シーディングを利用して事前に雨を降らせておくことで、重要なイベントの当日を雲ひとつない快晴にしたり、汚染された大気や光化学スモッグを洗い流したりすることができます。

飛行機を使ってシーディングを行う手段もありますが、中国政府が採用したのはロケットによる打ち上げでした。開会式に先駆けて、政府は1000発を超えるロケットを発射し、ヨウ化銀を大気中の雲に散布しました。

ヨウ化銀には毒性があるため、大量仕様には健康に悪影響を及ぼす可能性があります。中国側の関係機関は「人体には無害」だと説明していますが、懸念は残ったままです。

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イスラエルのクラウドシーディング

クラウドシーディングを行っているのは中国だけではありません。イスラエルでも30年以上前から人工降雨に関する研究が活発に行われてきました。

地中海で発生し イスラエルまでやってくる雨雲の量を増やすことが最初の目的でした。

しかし研究が進むうちに、ガリラヤ湖の水分によって作られる雲のほうが利用価値が高いことが明らかになり、研究の主軸はガリラヤ湖上空での雨雲生成にシフトしていきます。

ガリラヤ湖の塩分濃度上昇のおかげで、塩分を含んだ雲が上空で生成されるため、クラウドシーディングを行うにあたって 非常に都合の良い条件が揃っているといえます。

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UAEのクラウドシーディング

世界最先端のグローバル大国であるUAE(アラブ首長国連邦)が、周辺諸国に先駆けて人工降雨の技術開発に取り組んでいるというのは、極めて自然な話の流れです。

UAEは、レーダーや人工衛星などを利用して24時間リアルタイムの観察を行った結果、クラウドシーディングの効果が出やすい雲の種類を特定することに成功しました。

UAEの取り組みは人工降雨だけに収まることなく、災害や大気汚染、水質汚濁などの環境におけるあらゆる懸念事項に及んでいます。

UAEは外国の気象操作プロジェクトの監視や、農業従事者に提供するための高度な気象情報の収集などにも取り組んでいます。

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南アフリカ共和国の降水量操作

南アフリカ共和国でも、1997年からの4年間、降水量を操作する実験が行われていました。目的は、農作物の収穫量を増加させることでした。

実験では、吸湿性物質を散布するという操作によって、降水量を増加させることが試みられました。

レーダーや人工衛星などを利用して捉えた95件の暴風雨のうち、その操作が施されたのは、全体の約3分の1に相当する37件です。

結果として、操作が施された3分の1の暴風雨は、手を加えていない通常のものと比べて 2倍の雨を降らせました。

この研究成果を目の当たりにした南アフリカ政府は、降水量操作を国家の最優先事項として設定し、各機関に対して、実験や技術開発に取り組むよう推奨しました。

これからの研究で精度や効率が改善されると、降水量操作は社会的・経済的に大きな恩恵をもたらすことになるでしょう。

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イリノイ州の気象操作

農業のために気象を操作しようとしている地域が、アメリカにもあります。アメリカのイリノイ州の経済は農業に依存しているため、昔から気象はイリノイ州民の関心事でした。

イリノイ州で気象操作が検討されるようになったのは、1975年のことです。当時の論文には、「不安で空を見つめるより、自らの手で気象を操作するほうが良い」という記述がありました。

イリノイ州の環境は厳しいもので、春は竜巻が起こり、夏は熱風が吹き、冬は氷点下の世界になってしまいます。

このように気象は州にとって重篤な問題であるため、論文では「気象操作は正当な試みである」と主張されていました。

また、同論文は「気象操作という新技術を導入することによって発生し得る問題」の存在を認めながらも、イリノイ州はアメリカ全土の気象研究において、主導的な地位に立つことができると論じていました。

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アメリカの気象兵器

アメリカ中央情報局CIAが気象兵器の開発に取り組んでいたとしても、特別な驚きはないでしょう。しかし、気象学の世界的ビッグネームであるアラン-ロボック教授がCIAの研究に手を貸していたのですから、話は別です。

彼が参加していた計画のひとつに、モンスーン(季節風)の期間の操作を試みるというものがあります。ベトナム戦争中にアメリカ軍機を利用して実験が行われました。

キューバでも 同様の計画が、砂糖の生産にダメージを与えることを目的に実施されていたそうです。教授は「世界中の国が気象操作を国益のために利用している」と話しています。

その具体的な方法としては、パルス信号を利用した工作行為や、薬品を利用した人工降雨まで、多岐にわたるそうです。

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台風の進路を操る

アメリカ軍が関係している気象操作の事例で、最も有名であり、最も詳細な記録が残されているものが「シラス計画」と呼ばれる計画です。

1947年、陸・海・空軍の部隊や事務局、民間企業などが集結して、ハリケーンの制御が試みられました。

ターゲットとなったハリケーンは当初 海に向かって進行していましたが、アメリカ軍の航空機が干渉すると、突然進行方向を変えました。

航空機が行ったことといえば、100kgにも満たないドライアイスを落としただけだったのですが、結果としてジョージア州の港湾都市に甚大な被害が発生しました。

この騒動が公になると、当然この計画には批判が殺到し、法廷で争われる事態になったため、計画の中止が決定しました。

 

いかがでしたか?
気象操作の技術は 悪用されると極めて危険です。今回ご紹介した「シラス実験」は、本来なら通過していくはずだった台風の進路を変えて、多くの人が住む街を襲わせるというものでした。研究者たちは そうなることを知りながらやっていたそうです。非常に悪質な実験だと思います。気象操作の恐ろしさはもちろんのこと、技術を運用する人間の恐ろしさも感じます。気象操作という新技術には、未完成ゆえの問題点も 数多く残されているでしょう。新技術が悪用されることなく、安全に利用されて、農林水産業への貢献や 環境問題の解決など、平和的な成果が上がることを期待しています。
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