死後の世界について多くの人々が妄想したり憶測を立てていますが、その実態は誰にも分かりません。しかし、中には臨死体験によって死後の世界を疑似体験したという人々も存在します。
今回は、落雷の被害によって幽体離脱し、イエス・キリストに遭遇したと語る女性の臨死体験談をご紹介します。
落雷の影響で幽体離脱をした女性
臨死体験についての情報を集め、リサーチしている機関「Near Death Experience Research Foundation」に寄せられたのは、カレンさんという女性の幼いころの体験談でした。
降りしきる雨の中を歩いて帰宅しようとしていたカレンさんは、自宅付近で落雷の被害に遭いました。稲妻の衝撃が体の中を駆け抜けた直後、カレンさんは地面に倒れている自らの姿をその目で確認しました。
カレンさんの体の周りには、青白い光を放つオーブのようなものが浮遊していたそうです。
死後の世界にいた存在
見下ろすように自身の姿を眺めていたカレンさんは、ふと人がいるような感覚に陥りました。見るとそこには、昔懐かしき祖父の姿があったのです。
カレンさんの祖父は7年前に亡くなっているはずでした。死後の世界で祖父と再会を果たしたカレンさんは、「祖父は笑顔を見せてくれましたが、辺りは驚くほど静かで何も話してはくれませんでした。
しかし私は、今まで感じたことがないようなあたたかな気持ちに包まれていました。そして、私という存在をイエス・キリストが見守ってくれているかのような感覚に陥りました。
あれが本当にイエス・キリストだったのかは定かではありませんが、私は今でもあれがイエス・キリストであったと思っています」と語ってくれました。
幼い少女との会話
カレンさんはイエス・キリスト以外にも、綺麗なブロンドの髪をたなびかせている3人の少女が遊んでいるのを発見しました。
少女は純白のノースリーブのワンピースを身にまとっており、年齢は7歳と5歳ほどだったそうです。
また、カレンさんがいた世界では、テレパシーが用いられていました。カレンさんは「私たちは言葉を発して会話することはなかったため、おそらくテレパシーを用いてコミュニケーションをとっていたのでしょう」と話します。
カレンさんが出した結論とは?
あたたかな気持ちに包まれていたカレンさんは『元の世界に戻りたいか否か選べ』と指示されました。
カレンさんの心の中で、幸福感に満たされたこの世界にずっといたい、元の世界に戻りたくないという気持ちと、両親を放っておけない、戻らなければという気持ちとがせめぎ合います。
迷ったカレンさんは、イエス・キリストに選択を委ねることにしました。その後、カレンさんはいつの間にか元の世界に戻っていました。
イエス・キリストは、カレンさんはあの世界にいるべきではないと感じたに違いありません。
臨死体験は脳の錯覚!?
アメリカ・ニューヨークで蘇生研究を行っているサム・パーニア博士は、臨死体験は非科学的な現象ではない可能性があると述べました。
臨死体験した人々が語る死後の世界は、瀕死の命を維持するために自分自身の脳が見せる錯覚のようなものだろうというのです。
パーニア博士は、「臨死体験をした人々のほとんどは、元の世界に戻りたくなかったと話しています。死後の世界は元の世界に戻ることを躊躇するほどの安心感で覆われているそうです。
その感覚は、いわば死後の世界にその人を引きつけている磁石のようなものでしょう。
あと少しで死んでしまいそうなところを、死後の世界に引きつけておくことによって完全に死んでしまわぬようにしているのかもしれません。
ほとんどの人が幽体離脱によって、医者やナースなどの医療従事者が自分の体を蘇生しようとしている光景を眺めているところを語っているのです」とのコメントを残しています。
落雷の被害によって幽体離脱し、イエス・キリストに遭遇したと語った女性・カレンさんの臨死体験談についてご紹介しました。死後の世界は本当に存在するのでしょうか。世の中にはカレンさんのように臨死体験をしたと語る人が存在しますが、もしかするとその中に真実を語る人がいる可能性も少なくないかもしれません。
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