UFOや異星人は、遥か昔から地球に来ていると言われています。
今回は、その証拠としてこれまで紹介されてきた、中世の絵画、洞窟壁画、ピラミッドの彫刻などに描かれているUFOや異星人の姿15例について解説します。
聖母マリアの背後に描かれたUFO
15世紀、ルネサンス期の画家ドメニコ・ギルランダイオが描いた「聖母マリアと聖ジョヴァンナ」は、イエス・キリストと聖母マリアの後方に、光り輝く円盤のような奇妙な物体が浮いていて、手をかざしてそれを見上げる人物と犬が小さく描かれています。
この人物が聖ジョヴァンナだと思われますが、当時の聖人がUFOと何か関係があったのでしょうか?
イエス・キリストの背後に描かれたUFO
ユーゴスラビア・コソボにあるセルビア正教会・デチャニ修道院の祭壇の上に飾られている「キリストの磔刑」は14世紀に描かれた宗教画です。
この絵の上部には、二人の人物が球状の物体に乗っている姿が描かれています。
これは太陽と月を擬人化したものだと主張する専門家もいますが、中に描かれている人物には翼も後光も無いので、守護天使ではないことは明らかです。
聖母マリアの頭上に描かれた帽子型UFO
フランスのノートルダム大聖堂に飾られている、イエスの母マリアの生涯を表わしたタペストリーには、帽子型のUFOが描かれています。
タペストリーの右側には、幼いイエスを訪ねた 賢者二人の姿があり、左側には質素な布を頭にまとったマリアが 項垂れて地面を見つめていて、彼女の頭上に帽子型のUFOのようなものが見えるのです。
聖母マリアの背後にも描かれた帽子型UFO
フランスのノートルダム大聖堂には、「荘厳」というタイトルのタペストリーも飾られています。
こちらに描かれた聖母マリアは、紫色のローブをまとい、頭に赤い後光がさしているのですが、このタペストリーの背景にも帽子型のUFOが、少し傾いた状態で描かれています。
イエスと共に描かれたUFOの大群
マゾリーノ・パニカーレが1425年頃に製作した「雪の奇跡」という絵画では、イエス・キリストが天国で女性と共に下界にいる人々を見下ろしている様子が描かれています。
空に並ぶように描かれた雲が、地球を訪れたUFOの大群に見えることから、イエス・キリストとUFOとの間に 何らかの関連があることを発信しようとしたグループが いたと考えられています。
聖母マリアを祝福するUFO
ルネサンス初期の画家カルロ・クリヴェッリが描いた「受胎告知」という絵には、上空に丸いドーナツ型のUFOが描かれていて、そのUFOから放たれた金色の光が 建物の中にいる聖母マリアと思われる女性の頭に当たっています。
こうした絵画が描かれていたということは、イエス・キリストとUFOとの間には 深い関係があると考えている人々がいることを暗示させます。
このような異端的な人々は、イエス・キリストが存在していた時代のUFOは天使のようなものと考えていたのかもしれません。
モーセと一緒に描かれたUFO
ベルギーの ドトレモンド伯爵家が所有する木製家具に、モーセが 天から十戒を受け取っている場面が描かれているそうです。
この絵の空には、光を上方に向けて発しているUFOによく似た物体が4つほど描かれていて、モーセの頭からも 後光のような光が発していることから、両者が何らかの形でつながっていることを示しているようにも見えます。
聖母の被昇天に描かれたUFO
エイヴォンという画家がモノクロで描いた「聖母被昇天」は、聖母マリアが昇天していく場面を表わしているのですが、その空にUFOのように見えるレンズ雲がいくつも描かれています。
昇天する聖母マリアの両側には、ラッパを手にした天使たちがいるので、これらUFOのように見える物体は明らかに天使と違うことが分かります。
聖母マリアの下に集まった信者たちも、目の前の不可思議な光景に恐れおののいてるように見えます。
光を放つ輪として描かれたUFO
これまで紹介してきた宗教画などと異なり、1697年、実際にドイツのハンブルグ上空で目撃された光を放つ 2つの輪の様子を絵にしたものがあります。
上空に浮んでいる光を放つ 2つの輪の下には山が連なる風景と、人々が2つの輪を指差して見つめている様子が描かれていて、人々と比較すると 光の輪がかなり巨大であることが分かります。
キリストの洗礼に描かれたUFO
1710年、オランダの画家アールト・デ・ヘルデルが、イエス・キリストの洗礼の瞬間を描いたと言われる「キリストの洗礼」は、まるで上空に浮かぶUFOのような物体から 光が放たれているように見えます。
画家ヘルデルは UFO信者だったとか、中世の人たちが目撃したUFOは神が具現化したものと考えていたとか、いろいろと考えさせられる作品ではありますが、この絵はUFOとの遭遇場面を表わしたものではありません。
イエスが初めて洗礼者ヨハネによって洗礼を受ける件について、エゼキエル書やマタイ福音書では、神の霊が鳩の形で下ってくる、というくだりがあるのですが、この絵のUFOに見える物体の中央をよく見ると「鳩」がいるのが分かります。
イギリスのウィンザー城で目撃されたUFO
1783年、イギリスのウィンザー城でUFOが目撃された場面を描いた絵があります。
実際に目撃した4人の証言によれば、午後9時45分頃、球状の青白い物体が地平線を横切って空中で停止、明るい色に変化した後、東に移動してさらに向きを変え、城から南東の方向で強烈に光って、そのまま消えたということです。
このUFOを目撃した4人の中に王立協会創設者のトーマス・サンドビーがいたため、翌年の王立協会の学術論文誌「フィロソフィカル・トランザクションズ」にこの事件をまとめたものが掲載されました。
古代インドの文献に描かれたUFO
古代インドの文献「プラジュニャーパーラミター(般若波羅蜜多)」には、弟子たちに崇められている菩薩が描かれている絵があるのですが、その絵の右側に帽子型UFOに似た物体が浮いている様子が確認できます。
古代インドの「ラーマーヤナ」(大長編叙事詩)の中に登場するインド神話の英雄ラーマ王子も、敵である魔王ラーヴァナも、「ヴィマーナ」と呼ばれる空飛ぶ宮殿や戦車で旅をしたと書かれています。
古代エジプトのピラミッドに描かれたUFO
古代エジプトのピラミッドの壁には、エジプトの王の側近たちが祈りを捧げるUFOと考えられる球体が、光を放っている様子を描いた絵が刻まれています。
ピラミッド自体、地球外知的生命体の技術的な介入が無ければ、作ることができなかったと考えられているので、太陽のように光を放つ球体を UFOとしてとらえる人も多いようです。
エジプトの象形文字に描かれたUFO
エジプトのデンデラ神殿で発見された象形文字の中に、光を放射する円盤型の物体を表すものがあり、さらに放射されている光の中には異星人と思われる生き物が乗ったカプセル型の物体もあります。
この象形文字だけで異星人がピラミッドを建設したという証拠にはなり得ませんが、古代エジプト時代にUFOの存在を信じる思想があったことは確かです。
古代マヤ文明のレリーフに描かれた異星人
古代マヤ文明の石のレリーフに、上空に浮いた宇宙船のような物の中にいる異星人らしき生物に 男性が跪いているものがあります。
この生物は、マヤ神話の創造神ククルカンだと言う人もいますが、もしかすると 古代人は宇宙から地球に降り立った異星人を神として崇拝していたのかもしれません。
中世の宗教画やアジアの古代文献には、神と異星人の関連を示す 様々な記述や描写が登場します。UFO信者たちは、これが人類と地球外知的生命体との交流の証拠だと主張し、その起源は人間社会の始まりにまで遡ると言いますが、果たして真実はどうなのでしょうか。皆さんはどう考えますか?
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