1963年の11月22日アメリカ合衆国テキサス州にて、ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ大統領がパレードの最中、銃殺される事件が発生しました。
この事件は世界中に広まり、多くの人々を震撼させました。
今回は、FBIが公開したケネディ大統領暗殺事件の7つの秘密についてご紹介します。
犯人はCIAにデータを渡していた?
リー・ハイウェイ・オズワルド氏は、ケネディ大統領暗殺事件の犯人とされています。
そんなオズワルド氏が、実はCIAにデータを渡していたということが明らかになりました。
このことは、事件発生後、陰謀論者たちが唱えていた説と同じ話です。
なお、オズワルド氏は事件後にダラス警察署にて銃殺され、死亡しています。
暗殺直前、イギリスの新聞社に入った電話
ケネディ大統領が暗殺される直前、イギリスの新聞社であるケンブリッジニュース紙に1本の電話が入りました。
電話の内容は「デカいニュースがある。
ロンドンのアメリカ大使館に電話を入れるんだ」というものです。
偶然かもしれませんが、まるでケネディ大統領が殺害されることを知っていたかのようです。
この電話の主は、何者なのでしょうか。
そして、もしこの事件のことを電話の主が知っていたならば、どのようにして知ったのでしょうか?
謎は深まるばかりです。
犯人殺害計画
1963年11月24日に書き記されたメモによると、ダラスにあるFBIオフィスに「リー・ハイウェイ・オズワルドを殺害する会の会員」と名乗る者から電話がかかってきたそうです。
さらに、これまで秘密にされてきたメモには「ジャック・ルビーは電話を断った」とありました。
なお、ジャック・ルビー氏はダラス警察署にて犯人であるオズワルド氏を銃殺しています。
マリリン・モンローの死と暗殺事件
FBIが公開したメモによると、事件当時、アメリカ合衆国の司法長官であったロバート・フランシス・ボビー・ケネディ氏は、近いうちに「The Strange Death of Marilyn Monroe」という本が売られるだろうから気をつけろと言われていました。
世界的な大スターであるマリリン・モンロー氏は生前、ケネディ兄弟と不倫していたという噂がありました。
調査の結果、死因は自殺であるということが判明しましたが、当時はケネディ兄弟と不倫していたために亡くなったと推測する人々も現れました。
さらに犯人はマリリン・モンロー氏の大ファンで、彼女にファンレターを送っていました。
犯人であるオズワルド氏が、彼女の死に責任をとらせるためにケネディ大統領の暗殺を実行した可能性もなきにしもあらずでしょう。
ソ連国家保安委員会は暗殺事件に関わる秘密を保持していた?
秘密にされていたメモには「ソ連国家保安委員会は、ジョンソン大統領がケネディ大統領暗殺事件に関わっていたことを知っていた」という内容の文章が書き記されていました。
さらにケネディ大統領が暗殺される前、リー・ハイウェイ・オズワルド氏とジャック・ルビー氏がフロリダにある空港で落ち合っていたことを表すメモも見つかりました。
オズワルド氏はジャック・ルビー氏に接近し、「ビックバードから何か聞いているか?」と質問をしていたそうです。
ジョンソン大統領の妻はレディバード・ジョンソンという名前です。
ビックバードはジョンソン大統領のことを表しているのでしょうか?
ソビエト連邦は事件と無関係である
ソ連国家保安委員会がケネディ大統領暗殺事件に関わる秘密を保持していたとはいうものの、ソビエト連邦はケネディ大統領暗殺事件と無関係であるといわれています。
「ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ大統領に対するソ連共産党幹部の反応」というメモによれば、ソビエト連邦はケネディ大統領の暗殺に吃驚していたそうです。
ソビエト連邦はケネディ大統領の死を追悼し、教会のベルを響かせました。
ソ連共産党幹部らは、ケネディ大統領殺害の容疑がかかることに怯え、さらには復讐されるのではないかと思い、混乱状態に陥ったそうです。
単独犯説を推すFBI長官
オズワルド氏が殺害された日、アメリカ国民がオズワルド氏以外にも、犯人がいるということを信じてしまわないか、不安であるという内容のメモが書き記されていました。
FBI長官であるエドガー・フーバー氏は「自分と同様の不安がある副司法長官のニコラス・カッツェンバック氏は、ケネディ大統領の暗殺が、オズワルド氏の単独による犯行であることを、アメリカ国民に伝えようとしている」とのメモを残しています。
FBIが公開したケネディ大統領暗殺事件の7つの秘密についてご紹介しました。この事件は陰謀論者たちが様々な説を唱えており、本当に真実なのか分からないものも多く含まれています。しかし、数少ない真実は溢れた嘘の中に紛れているというような言葉もありますし、中には本当のことを伝えている人もいるかもしれません。
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