「UFOを見たんだ」このような類の話をして「何をそんなオカルト話を…」と一蹴された経験がある方はいらっしゃいますか?
偉い人が当たり前のように語っている話や、科学的に証明された学問に人間が弱いことは確かです。近年、UFOの話をかなりの権威がある方が話したことをきっかけに、UFOなどの存在を信じる方は増えてきました。
しかし、それをも超えかねない、今までのUFOに対する考え方に大きな影響を与えるニュースが飛び込んできました。なんと、老舗科学雑誌「Scientific American」が、UFOに関する学問を科学として扱おうとしている試みが発表されたのです。
今回は、UFOが科学として扱われて、今までの考え方が変わるかもしれない、歴史的な“瞬間”についてご紹介します。
Scientific American
まず、Scientific Americanの発言がどれほど大きい影響を与えたかを検討するためにも、Scientific Americanという雑誌そのもののご説明をします。
創刊されたのが1845年ですので、かなり長く続いている雑誌であることがわかります。
一流の研究者が論文の内容を確認し指導する「査読」こそありませんが、その雑誌に含まれている論文の著者はみな研究の第一線で頑張っている方たちで、論文の質は一定の高さを誇っています。
アメリカで刊行されている雑誌ですが、日本語にも翻訳されて発売されています。世界中で読まれているこの老舗雑誌が、UFOの学際的研究が必要であると言ったので、大変注目されているのです。
UFOと一般的に呼ばれているUAPという現象ですが、この現象は科学で考えられる機会も0ではありませんでしたが、基本的にはこれまでオカルトの分野に入っていました。
オカルトの分野だったUFO
UFOの存在を信じていない人も多く、「科学的でない」という声も上がっており、基本的にはオカルトの一種として扱われてきました。
これまで科学として扱われてこなかった理由はいくつかありますが、その1つが決まった状況で観測できないことです。
科学で重視されるのは実現可能性であり、予測や決まった方法に基づけば、同じ状況に遭遇できるものなのです。確かに、UFOはこういった場所で、こういった条件が重なれば観測できる、というのはまだ判明していません。
しかし、UFO同様に予測ができないとされるガンマ線バースト・超新星爆発・重力波の観測の場所とタイミングも、今では研究分野として成り立っており、恒星の進化に起因する自然現象として認識されるようになりました。
となれば、UFOが科学の研究分野として発展しても不思議ではありません。
UFOは科学的に研究する価値がある?
本物のUFOの動画、という言葉を聞いて思い出す方もいらっしゃるかもしれませんが、一時期ネットでは「本物のUFOを捉えることができた動画なのでは?」と話題になったものがあります。
最終的に米国防総省が、本物のUFOの存在を認めたことから、この話は大事となりました。UFOの存在を信じた人はこの動画の前にも後にもいますし、そのような方々の手によって過去にも科学を用いてU
FOの解明に努めたことはありますが、結果は納得のいくようなものではありませんでした。しかし、過去の解明の手法が不適切である可能性が生じ、再度UFOを科学的に解明することの価値が認められるようになりました。
UFOの研究をするには、天文学や気象科学、航空科学などの各方面の専門家が、領域の垣根をこえた協力体制をとることが重要です。垣根を超えることで、今まで見えてこなかった事実に近づけるかもしれません。
UFOの話をすると「そんなオカルト話を信じているの?」という反応を示す人も世の中にいましたが、そのような時代ももうすぐ終わるかもしれません。科学として認められてから、更なる発展を遂げることが、今から楽しみですね。
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