私たちが暮らしている世界では、実に不可思議な出来事が起こり、とても多くの謎が存在しています。謎を一つ解明できたとしても、次から次へと新たな謎が発見され、いまだに解明し尽されることがないのです。
今回も、発見されてから時が経過した今でも解明されていない10の謎を、私らららが紹介します。なお『いまだに解明できない世界の謎』は、シリーズでお送りしています。
他の動画は、再生リストでもまとめていますので、そちらも重ねてご覧ください!
マピミ・サイレント・ゾーン
メキシコ・ドゥランゴ州にある生物圏保護区の近くにあり、磁場が乱れていると言われているほか、電波が届かない計器類が正常に作動しないなどの言い伝えがある地域です。
1970年に、アメリカが上層大気調査を目的としたロケットをユタ州グリーン・リバーの空軍基地から打ち上げたところロケットはこの地域でコントロール不能となり、このサイレンス・ゾーンに墜落したそうです。
その他には、複数の巨大な隕石が落下したという話や、アポロ計画で打ち上げられたロケットのブースターの一部も落下したという話があるのですが、こうした一連の出来事は偶然なのでしょうか?
地震発光現象
地震が発生している間、もしくは地震の前後に観測される発光現象で、白から青みを帯びた色が観測されているという報告があります。
1960年代半ば、長野県の松代群発地震での発光現象が初めて写真として公開されて以来、地質学者や物理学者などの専門家が真剣に この現象の原因究明に取り組むようになり「正孔モデル」「圧電効果」「摩擦発光」など、そのメカニズムの仮説が提案されています。
シンクロして発光する蛍
アメリカの世界遺産でもある「グレート・スモーキー山脈国立公園」では、毎年5月下旬から6月下旬の間の数週間、蛍の発光のシンクロショーが観察できます。
繁殖シーズンになると、オスの蛍同士がシンクロして発光するのですが、その理由については解明できていません。
3本指の人型ミイラ
2017年、南米ペルーのナスカで人型の不思議なミイラが発見されました。
このミイラは、耳が無く、頭蓋骨の形状は細長く、指は3本しかない上に異常に長いため、人間であるとは考えられませんでしたが、通常のミイラと同じように内蔵を抜く処理がなされていました。
調査によって、245~410年頃のミイラと推測され、身長は168センチであることが分かったのですが、最も重要なのは、ナスカで発見されたということです。
ナスカは、あの地上絵で知られていて、洞窟の壁画には発見されたミイラに酷似した生物が描かれていますが、これは一体何を意味するのでしょうか?
かつて異星人が地球に存在していた証拠なのか、古代の人々が持っていた風習の証拠なのか、あるいはただの偽造ミイラである可能性も考えられます。
いずれにしても、ミイラのサンプル調査によって真実が解明されることでしょう。
デリンクユ地下都市
今から数千年前、古代の人々が、何百メートルも地中を掘り進み、作り上げた地下都市が、トルコのカッパドキア地方で発見されたのですが、この地下都市は未だに多くの謎に包まれています。
そもそも、この地下都市は何を目的として建設されたのか、また掘削機械の無い時代にどのようにして掘り進めたのか、考古学者や技術者でもわかっていないのです。
地下都市を作った理由としては、地上の厳しい気候から食糧などを守るためというものや、戦争などから居住者を守るためというものなど、諸説ありますが、いずれも仮説の域を出ていません。
UFOが描かれている『聖母と聖ジョバンニーノ』
15世紀のイタリアで活躍していたルネサンス画家のドメニコ・ギルランダイオが描いた『聖母と聖ジョバンニーノ』という作品が、フィレンツェのヴェッキオ宮殿に飾られています。
中央にはマリア様が、その足元に赤い布をまとい、肩に十字架を乗せている洗礼者ジョバンニが幼いキリストを抱えている様子が描かれています。
そして、マリア様の右側の空には楕円形の物体が描かれていて、崖に立つ人物がその物体を見上げているような姿も描かれています。この時代から宇宙人という存在が信じられていたのかもしれません。
「白い肌の戦士」を描いたマヤの壁画
メキシコ南部のユカタン半島にマヤ文明の遺跡「チチェン・イッツァ」があり、遺跡の一部である「戦士の神殿」の内部には、先コロンブス期の戦争の絵の中に黒い肌の戦士に混じって白い肌の戦士が描かれた奇妙な壁画があります。
アステカを征服したエルナン・コルテスがメキシコを訪れた際、地元民から「白い神ケツァルコアトルの化身」と崇められていたことからも、かつて白い肌の人間が存在していたことが分かります。
またマヤには、黒い巨人と戦うマヤ人を助ける白い巨人を讃える「巨人のダンス」という伝承が残されていて、「黒い巨人」とは南下してきたアステカ人、「白い巨人」はバイキングのことであるという説もあります。
アイヌ語
日本の北海道や本州北東地域、あるいはロシア極東地域等に居住するアイヌ民族の言語です。大和民族と地理的に近い位置で生活し、古くから交流がありましたが、アイヌ語と日本語との間にはあまり共通点がありません。
また、アイヌ民族は言葉を文字として表す文化を持っていなかったため、アイヌ民族の視点で書かれた歴史的記録が存在せず、不明な点が多いのです。
後に日本語の仮名文字でアイヌ語を記録するようにはなりましたが、従来通りの音だけで伝えられるアイヌ語を話せる人はわずかしか残っていないため、消滅する危機に瀕している言語だと言えます。
奇妙な形に曲がった木がある森
ポーランド北西部の西ポモージェ県の県都シュチェチンから南に約25kmの場所にある、グリフィノ郡ノベ・ツァルノボのオードラ川近くに、「クシュヴィ・ラス」という、木々が奇妙な形に曲がっている森があります。
森林にはヨーロッパアカマツが自生しているのですが、その内の約0.3ヘクタールの区域に群生している樹齢80年余のヨーロッパアカマツ約100本が、どれも根元に近い部分から最大約3メートルにわたって北向きに湾曲した後、縦に伸びるという奇妙な形をしているのです。
これらの木々によって、奇妙な自然景観が見られる森として世界中から注目を集め、観光地としても人気が高まっています。
ただ、このような形で成長したことに関する仮説はいろいろとありますが、完全には解明できていません。
正体不明の大量な白い泡
2013年、中国・南京の車が行き交う舗装道路の中央に突然幅1センチメートルほどの亀裂ができ、その割れ目から大量の白い泡状の汚水が噴き出してきたそうです。
瞬く間に泡状の汚水が道路に広がる衝撃的な光景に加えて、辺り一面に鼻にツンとくる強烈な悪臭も広がり、目撃者の多くは不安を感じたと言います。
更に驚いたことに、道路を覆っていた大量の白い泡状の汚水が、数分後には忽然と消えて無くなったというのです。
中国政府の公式発表によると、この泡状のものは現場付近で進められていた地下鉄建設のトンネル内における洪水が原因で、毒性は無いそうですが、現場にいた目撃者はこの公式発表について信用している様子はありません。
今回、世界に存在する10個の謎を紹介しました。科学の進歩に伴って、いろいろなことが判明してきましたが、科学が進歩したからこそ新たに浮かび上がる謎もあります。果たして、この世界から「謎」が無くなる日は来るのでしょうか?世界にはまだまだロマンが満ち溢れています。
参考 : Wikipedia, など
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