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ブラックホールにも吸い込まれない天体 ~まるでゴムボール!?~ 

ブラックホールにも吸い込まれない天体 ~まるでゴムボール!?~  雑学
ブラックホールにも吸い込まれない天体 ~まるでゴムボール!?~ 


「ブラックホール」この名を聞くと、CMでよく見かける掃除機かのような、驚くべき吸引力を想像します。

ブラックホール自体も一種の天体なのですが、持っている重力はとても大きく、光ですらも逃がしてはくれないほどに、なんでも吸い込んでしまいます。

それほどまでに 強い力で吸い込むブラックホールの近くを通ると、強い力で引っ張られることで天体を含む物体そのものの形が変わってしまったり、飲み込まれてしまうのです。

しかし、全ての物体がそうなるわけではないということが発見されました。実は、ブラックホールの近くを通っても、ほとんど形が崩れない天体が見つかったのです。

まるでゴムボールのように、ブラックホールの近くを通る時だけ引っ張られて変形することはあったとしても、ブラックホールからの距離が離れたらまた形が元に戻るというのです。

そのような天体は大変珍しく、この研究結果は 世界に大きなインパクトを与える科学雑誌「Nature(ネイチャー)」に掲載されたこともあって、今世界中から注目を集めています。

まずは、どういった経緯で、この驚くべき事実が判明したのかをご紹介します。 

 

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今回の観測

今回観測された天体は、ブラックホールの1つ「射手座A*(エースター)」の近くにあります。射手座A*の周辺は、いくつかの特異な天体が存在するだけでなく、星の密度が大変高い特殊な空間になっています。

このブラックホールの周りで、今回話題になったゴムボールのような天体が発見されたのです。射手座A*もブラックホールですので、例外ではなく、大きな重力が伴います。

射手座A*のそばにあった天体は、元々ガスの雲だと思われていたのですが、ガスの雲だとしたら強い力が加わった後に元の形に戻ることはありませんので、ただのガスの雲ではないということがわかりました。

そして、なんとこのような奇妙な性質を持っている天体は、1つではなかったのです。

同じような天体が他にもある!?

今回の研究では、ブラックホールの周辺には「6つ」もの 同種の天体の軌道が特定されました。今回お話している謎の天体は、2005年・2012年に発見され、それぞれがG1、G2と名付けられています。

そこに新たに4つの天体が発見されているのです。射手座A*の周りに集まっているこの6つの天体が、同じような性質を持っているので、この6つの天体の正体が推測されています。

天体の正体の推測の歴史を辿ってみましょう。

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この天体の正体は?

まず、発見された当時は、天体はガスのかたまりなのではないか?と考えられていました。しかし、2014年にブラックホールに近づいたタイミングで、この天体の奇妙な性質が明らかになったのです。

ゴムのように伸びたかと思えば、ブラックホールから離れたタイミングで、何事もなかったかのように元の形に戻ったという事実は、それまでの想定になかったことだったので世界を大変驚かせました。

このような経緯があり、今回の研究で 新たに発見された4つの天体も含めて様々な状況を踏まえ、現在は、「これら6つの天体は、すべて元は連星だったのではないか?」と考えられるようになりました。

しかし、天体の正体は、まだまだ はっきりしていません。この天体の正体を明らかにするだけの技術が十分になく、もう少し時間をかけて 技術を進歩させていく必要があります。今後の技術進歩を 見守っていきましょう。

  

いかがでしたか?
ゴムボールのように、どれだけ引っ張られても形が戻るという珍しい性質をもった天体が発見され、注目が集まっています。技術の進歩に何年かかるかはわかりませんが、私たちが生きている間に解明されるといいですね。
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