頭のいい人がうらやましいと思う事は、だれしも一度は思ったことではないでしょうか?
一人で数人分の能力を発揮できる人に比べると、自分に劣等感を感じる人もいると思います。
しかし、頭のいい人もそれなりに苦労していることは多いはずです。
今回は頭のいい人の意外なデメリットを5つ紹介していきたいと思います。
独りでいるほうが幸せ
頭のいい人は、実は一人でいるほうが幸せという人が多いようです。
なぜかというと、頭のいい人は同年代の人よりも多くのボキャブラリーと、それを使いこなすための能力を持ち合わせていて、普通に話をしていると話の内容が低レベルのように聞こえてしまって、苦痛に感じてしまうことがあるからです。
ですが、決して人付き合いが悪い、というわけではありません。むしろ、普通の人よりも人付き合いが上手な人のほうが多いです。頭のいい人は物事の分別を知っているので、常に相手のことを理解しています。
なので、相手によって適切な対応をして、普通の人よりも幅広い人脈を持ち合わせている人もいます。
ですが、これほどすごい才能を持ち合わせているにもかかわらず、ずっと人といることを苦痛に感じているというのは、頭のいい人も苦労している証拠ですね。
趣味の悪い冗談が好き
悪趣味な冗談で笑ったりするという行為は、場合によっては ほかの人から反感を買ったり、人間性を疑われてしまう事もあります。
先ほども述べたように、頭のいい人は多くのボキャブラリーとそれを使いこなすための能力を持ち合わせているといいましたが、それは皮肉な言葉のボキャブラリーもたくさん持ち合わせているという事です。
また、悪趣味な冗談を理解するには脳内でより高度な処理をしないといけません。そういう点を見ると、むしろ「頭がいい」と判断されるのです。たしかに、ノンフィクションで描かれた小説や、映画で頭のいい人は必ず皮肉な冗談を言う場面が良くあります。
不安障害になりやすい
IQの高い人、つまり賢い人はその柔軟な考えから人類をより良い方向へ導いてくれることがあります。
でも、心配なのが天才であるがゆえに私利私欲のために、その能力を使ってしまうと間違った方向へ人類を導いてしまう可能性を持ち合わせています。
このように、彼らの持つ高い知能が、ある種の心理的障害を引き起こして、一般の人の約2倍にあたる人が「不安障害」であるという事が、アメリカの研究者たちによって判明しました。
暴言を吐く
暴言・罵倒で相手を容赦なく攻撃することは、知性の低い人に見られる特徴のように思われます。
ところが、科学的に見れば、むしろ頭がいいからこそ暴言を吐くとも言えるのです。たしかに、何の理由もないのに急に暴言を吐く人は、頭があまりいい人ではありません。
頭のいい人は、決して急に暴言を吐くようなことはありません。自分自身にとって不利益な内容を言われたり、理不尽なことを言われたりすると、感情的になって、自分の持ち合わせている暴言のボキャブラリーの中から、相手をけなすための優れた表現能力で暴言を吐くのです。
頭のいい人はあまり人といることを好まない人が多いので、暴言を吐かれるという事はよっぽどその人の癇に障るようなことをしたことになります。
プレッシャーに弱い
実は、頭のいい人ほどプレッシャーに弱い傾向にあります。
たとえば、ボーリングを普通にするとスコアが150点だとします。それがもし、負けたほうが勝ったほうにお金を「1万円」渡すというようにプレッシャーを与えるとします。
一般的な人は、「お金をもらえる」という事から、アドレナリンが分泌されていつもよりも興奮した状態になり、最高のパフォーマンスをすることができます。
一方、頭のいい人にこのようなプレッシャーをかけると、もちろんアドレナリンが分泌されますが、実は「ワーキングメモリー(作業記憶)」という一時的な短期的な記憶に、「失敗は絶対に許されないぞ」という思考がメモリーの一部を占領してしまって、普通の人よりもパフォーマンスが落ちてしまうことがあります。
ほかにも、試験に挑戦するときに、「頭のいい人は準備をしなくてもできるだろう」という考えを持っている人は、多少なりともいると思います。
ですが、それは全く逆で、むしろ準備を慎重にしていないと頭のいい人たちは、プレッシャーに負けてしまって、最高の結果を残すことができないのです。
皆さんは、どのくらい当てはまりましたか?これを聞いて「独りでいること」が実はデメリットだったことに非常に驚くのではないでしょうか。そういう人ほど、実は頭がいいのかもしれません。
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