タイムスリップについて
タイムスリップの実例
現代科学ではエネルギー面が課題となって実現不可能なタイムスリップですが、世界ではタイプスリップをしていないと説明できない現象が確認されています。
ここで、タイムスリップの実例として報告されている現象を紹介します。
ジョン・タイター
2000年、ネット掲示板への書き込みという形で現れたジョン・タイターは、「2038年問題」解決のために現代に現れたそうです。
さらに、2004年以降の様々な出来事を予言し、タイムスリップの方法について話し、タイムマシンの資料まで残しました。
ルドルフ・フェンツ
1950年6月、ニューヨークでルドルフ・フェンツという男性がタクシーに轢かれて死亡しました。
彼は推定30歳前後、19世紀頃のレトロな服装をしていた上、ポケットからは1876年の日付が入った彼宛ての手紙、財布からは当時の紙幣が出てきたというのです。
事件を担当した警察官が19世紀の行方不明者リストを確認したところ、1876年に行方不明になった「ルドルフ・フェンツ」という男性が存在したそうです。
サウス・フォークス橋の男
1941年、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のサウス・フォークス橋で行われた再開式典の写真に写っている男性の服装が、周囲の人々と比べてモダンで違和感が大きいため、タイムトラベラーではないかと言われています。
モントーク空軍基地
アメリカのモントーク空軍基地は、アメリカ軍の極秘プロジェクトであるタイムスリップ実験が行われていたと言われています。
この実験の被験者だった作家のプレストン・B・ニコルズとアル・ビーレックが、1943年にタイムスリップしたことを証言して注目されました。
チャップリンの映画の「携帯電話の女性」
1928年公開のチャップリンの映画『サーカス』に映っている女性が携帯電話で話しているのでは、と話題になりました。
もちろん、当時には携帯電話は発明されていないので、この女性はタイムトラベラーだと言われたのです。

アンドリュー・カールシン
2003年、インサイダー取引法違反でアンドリュー・カールシンという男性が逮捕されました。
彼は初期投資額800ドルを2週間ほどで3億5000万ドル以上に増やしていたのです。
逮捕後の取り調べで、彼は2256年からやってきたタイムトラベラーなので、株の動きを知っていたと語ったそうです。
エレノア・ジュールダンとシャーロット・アン・モーバリー
1901年8月、フランスのヴェルサイユ宮殿の、小トリアノン宮殿を訪問したエレノア・ジュールダンとシャーロット・アン・モーバリーの二人は、フランス革命時代にタイムスリップして、マリー・アントワネットを見たと証言したそうです。
ロバート・ヴィクター・ゴダード
1935年、イギリスの空軍中将ロバート・ヴィクター・ゴダード卿は、複葉機を操縦してスコットランドからイングランドに帰る途中、以前使われていた飛行場を視察するためエジンバラの近くまで行きました。
使われていない飛行場では雑草が生い茂り、牛などの家畜が草を食べている様子を確認したゴダード氏は、帰り道の途中で嵐に遭遇したそうです。
嵐の強風に煽られ、墜落しそうになった複葉機をコントロールし、上空に舞い上がった彼は、位置を確認するため先ほど視察した飛行場に引き返したといいます。
しかし、そこで彼は綺麗な飛行場に複数の飛行機が待機していて、揃いの作業服を着た整備士たちがゴダード氏の飛行機に気付くことなく働いている様子を目撃したそうです。
時間移動ホテル
1979年10月、イギリスに住んでいるギズビー夫妻は友人であるシンプソン夫妻を誘い、休暇を過ごすためにフランスを抜けてスペインに向かって車を走らせていました。
夜になり、高速道路を下りた彼らはモンテリマールの近くにあった古風なホテルで車を停めました。
早速チェックインしたホテルには電話もエレベーターも無く、部屋も綺麗に片付いているものの、簡素で古臭い印象を受ける内装でした。
翌朝、四人がホテルの食堂で朝食中、地元の警察官が二人入ってきたのですが、彼らの制服や帽子、肩マントはとても古めかしい印象だったそうです。後日、これらの制服は1905年以前に使用されていたものだと分かりました。
さらに、付近の高速道路までの道順について警察官に尋ねたところ、彼らは「高速道路」という言葉を理解できていないようでした。
奇妙な感じを抱きながらも宿泊料金の精算を頼むと、請求額が当時の相場の10分の1以下という安さでした。
スペインで二週間の休暇を終えてイギリスへ帰る途中、四人はもう一度同じホテルに泊まろうと考え、探し回ったのですが、結局そのホテルは発見できなかったそうです。
しかも、帰国後に旅行中に撮影した写真を現像すると、例のホテルを撮った写真だけが無かったそうです。
未来の自分と会った男
2006年8月30日、36歳のスウェーデン男性ホーカン・ノードクヴィスト氏が帰宅すると、キッチンの床が水浸しになっていました。
水道管から水漏れしていると考え、シンク下の扉を開け、水道管に手を伸ばした彼は、水道管に手が届かないので仕方なく中を這うように奥まで進んだそうです。
暗いトンネルを長い間移動し、シンクの下がこれほど奥まであるのかと思った時、出口に辿り着いたのですが、そこは2042年の未来の世界で、ホーカン氏は72歳の自分と遭遇したと言います。
会話をしてみると「未来の自分」はホーカン氏以外には知るはずの無い幼少期の体験談などを知っていました。
しかも、二人の右腕には全く同じ形のタトゥーが入っていて、彼がスマホで撮影した未来の自分とのツーショット動画にも同じタトゥーが確認できたそうです。
タイムスリップの可能性について
物理学者のスティーヴン・ホーキング博士は、宇宙に存在している「ワームホール」と呼ばれる、時間や場所を超えてふたつの空間をつなぐトンネルを通過できれば、理論上ではタイムスリップは実現可能だと言います。
しかし、実際のワームホールは原子より小さいサイズのため、まずは人間が通れる大きさにまで拡大しなくてはならないそうです。
タイムスリップの問題点
タイムスリップが可能になった場合、大きな問題となる二つのポイントについて紹介します。
タイム・パラドックスの問題
タイム・パラドックスとは、時間を遡って過去の出来事を改変した結果、因果律が崩壊して発生する矛盾の問題です。原因の後に結果が生じる法則が自然界には存在し、これを因果律と言うのですが、ホーキング博士によると、この因果律が崩壊した場合、最悪 宇宙全体が消滅するそうです。
フィードバックの問題
フィードバックとは、ワームホールを拡大すると中に自然放射線が入り、繰り返し増幅され続ける現象のことです。ホーキング博士によると、フィードバックが発生したワームホールは維持できず、破壊されてしまうそうです。
SF映画や小説で頻繁に取り上げられるタイムスリップが、理論的には可能だということは驚きです。 しかし、同時に大きな問題をも内包していることも事実です。未来の発達した科学力が、人類にとって 「パンドラの箱」にならないことを祈るばかりです。
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