世界各地では不可解なものが見つかったり、不思議な事象が起きたりしています。
人々はこうしたミステリアスな出来事に強く惹かれ、それらを解き明かしたいという探求心を抱き、科学技術を大きく発展させてきました。
今回は数々の不可解な事の中でも、特に興味をそそられる事例をご紹介します。
なお、『いまだに解明できない世界の謎』は、シリーズでお送りしています。他の動画は、再生リストでもまとめていますので、そちらも重ねてご覧ください!
ブリッジウォータートライアングル
ブリッジウォータートライアングルは、マサチューセッツ州アビントンとレホボス、そしてフリータウンを結ぶ三角地帯です。
このエリアでは1760年代からサンダーバードなど多くの未確認飛行物体が目撃されており、更にはビッグフットなどの生物の目撃談もあります。
1976年「巨大で赤い目をした犬の幽霊のような生物が、仔馬を襲った」との報告がありました。また、1979年には三角形の大きなUFOが目撃され、世界中で報じられました。
これらの超常現象の原因については、トライアングル内の巨石「ダイトンロック」に描かれた幾何学模様が何らかのヒントになるでしょう。
キヴァリク地域
カナダ準州のキヴァリク地域に存在していた村には、かつて約30人の人が住んでいました。1930年11月、猟師ジョー・ブランが、一晩を過ごそうとこの村に向かいました。
しかし彼が村に着くと、村人全員が消えていたのです。裁縫途中の縫い物や、餓死した7匹の犬も残されていました。最も不自然なのは、狩りで食料を得るイヌイットの命、ライフルも残されていた事です。
また、騎馬警察隊の捜査では、墓から遺体が持ち出されていた事もわかりました。
捜査の結果、約2か月前に村人達は消えたと見られます。その後、村人は誰1人見つからなかったため、彼らの失踪はUFOやエイリアンの仕業といわれています。
ミシガントライアングル
ミシガントライアングルは、アメリカ・ミシガン州にある五大湖の1つミシガン湖上にあります。同州ルディントンとベントンハーバー、ウィスコンシン州マニウォックを結ぶ三角地帯で、バミューダトライアングルに匹敵する危険な三角地帯とされます。
1937年4月、貨物船マクファーランド号の船長室にいたはずの船長、ジョージ・ドナーが姿を消しました。
また、この湖に58名を乗せたノースウエスト航空の飛行機が墜落しており、他にも複数の航空機や船が消息を絶っているとされます。
バミューダトライアングルは海の上で、ミシガントライアングルは湖の上にあるので、大量の水の上では何か特別な力が働くのでしょう。
パラコート無差別殺人事件
1985年4月から11月にかけ、除草剤のパラコートを使った無差別毒殺事件が発生しました。
しかも、宮城、福井、埼玉、三重、大阪、奈良、広島、宮崎の8県もの範囲で発生したのです。
この事件は、自動販売機の受け取り口にパラコートの入った飲み物が放置され、それを飲んだ12人の人が亡くなったというものです。
パラコートの致死量はわずか18ccで、また18歳以上であれば入手可能でした。警察は懸命に捜査しましたが、当時は現在のように防犯カメラは普及していなかったため、犯人の足取りがつかめず事件は迷宮入りとなりました。
南アフリカの金属球
南アフリカの鉱山採掘場で、用途不明の金属球が発見されました。ほとんどが1cmから10cmの楕円形で、横に平行線が3本並んでいるものもあります。
この球体はオーパーツとされていますが、理由は、これが約30億年も前のものだとわかっているからです。
最古の人類の誕生は370万年から100万年前とされているので、この金属球は人類誕生の遥か前にできたという事になります。
もし、人の手で作られたのであれば、30億年前には人類がいた事になってしまいます。そのため、発見当初「知能を持つ地球外生命体が地球に置いて行った」という説がありました。
しかし、近年 南アフリカの金属球は自然発生する事が明らかになりました。火山噴火時に降り注ぐ火山灰などが時間をかけ沈殿、凝縮しこのような金属球を形成する事があります。
それが完成するまでの期間も約30億年と考えられており、南アフリカの金属球もそうした過程でできたとの説が有力です。
聖徳太子の地球儀
聖徳太子の地球儀は、ソフトボール大で漆喰に近いものでできており、凸面が陸地、凹面が海を表しています。
兵庫県太子町の斑鳩寺(いかるがでら)は聖徳太子が創建したとされ、そこに伝わる地球儀の表面にはユーラシア大陸・アメリカ大陸・南極大陸・ムー大陸までもが正確に描かれています。
しかし、聖徳太子は約1400年前の人であり、当時の日本には地球が丸いという考えはありませんでした。それでは、なぜこの地球儀を作る事ができたのでしょう。
聖徳太子は、ムー大陸時代の古代文明の知識をどこから仕入れたのでしょうか。
アッシリアの水晶レンズ
アッシリアの水晶レンズは、紀元前7世紀の古代アッシリアの墓から1853年に発掘されており、現在のレンズの登場よりも約1000年前に存在していた可能性が高いです。
このレンズはほぼ円形で長さ4.2cm、幅3.45cm、最も厚い中心部が0.64cmでした。また、ものを見る際の焦点の距離は12cmです。
当然、本などの上に置けば、文字が大きく見えます。レンズの専門家は「これは世界最古のレンズであり、意図的に作られた」と考えますが、紀元前にレンズが作られたとは考えにくいです。
ヴィマナ
古代インドのヒンドゥー教の書物に、ヴィマナという空飛ぶ乗り物が登場します。火と水だけを燃料とし、宇宙にまで飛ぶ事ができるヴィマナには、複数の形状が存在したとされているのです。
用途別にロケットや気象観測、戦闘機など数十種類のものがあり、熱吸収力に優れた金属でできていたと推測されます。
そのため、「ヴィマナは古代インドにおける戦闘兵器だった」と考えられています。古典にはそれを裏付ける記述もあり、この時代に核を扱っていたという説もあるのです。
2010年、アメリカ軍兵士8人がアフガニスタンでヴィマナらしきものを発見しましたが、その後彼らは行方不明となり、ヴィマナの真相は闇に葬られました。
シェイクスピア別人説
劇作家ウィリアム・シェイクスピアの「ハムレット」などの戯曲は、世界中で愛されています。
しかし、シェイクスピアとされている人物は、教養のない田舎者だったとされており、実は執筆を担当する“ゴーストライター”が存在したという「別人説」が囁かれています。
当時最大の知識人であり哲学者であったフランシス・ベーコンや、第17代オックスフォード伯爵などが、シェイクスピアの正体と噂されているのです。
死ぬまで踊る謎の病気、ダンス病
1518年、フランスのストラスブールの路上で1人の女性が激しく踊り出しました。踊る人は次々と増え、やがて数百人に膨れ上がり、踊りは何日も続いたのです。
その結果、彼らのうち100人近くが死亡し、死因は心臓発作や脳卒中、極度の疲労でした。なぜ人々は死ぬまで踊り続けたのでしょう。
彼らは病気だったのでしょうか。それとも集団ヒステリーなのでしょうか。

今回ご紹介したもの以外にも、世界は不思議な事で溢れています。それらに対する人類の探求心は尽きる事がなく、今日も何人もの研究者が謎の解明に勤しんでいる事でしょう。
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