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はくちょう座「デネブ」の魅力 ~巨大な一等星の真の姿~

はくちょう座「デネブ」の魅力 ~巨大な一等星の真の姿~ 惑星
はくちょう座「デネブ」の魅力 ~巨大な一等星の真の姿~

 

地球から約1400光年も遠く離れた宇宙に存在する はくちょう座の一等星「デネブ」は、ロマンに満ちた真実が隠された天体です。

ここでは「デネブ」の特徴である驚異的な明るさとその大きさや質量、短命の理由などについて解説します。

 

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「デネブ」という星について

はくちょう座にある恒星「デネブ」は、肉眼で観測できる一等星で、こと座の「ベガ」、わし座の「アルタイル」と「夏の大三角」を形成している星です。

ちなみに、羽根を大きく広げた白鳥の姿を表している はくちょう座ですが、紀元前1200年頃には認知されていた星座で、ギリシャ神話ではゼウスが白鳥に化けた姿だと伝えられたり、古代ギリシャ時代には単に「とり座」と呼ばれていたりしたそうです。

また、「デネブ」は質量の大きな恒星で、「白色超巨星」という段階であることが判明しました。 そして、約1万年後には地球における現在の北極星が、こぐま座の「ポラリス」から はくちょう座の「デネブ」に代わると予測されています。

「デネブ」という名前の由来について

「デネブ」という名前は「めんどりの尾」という意味のアラビア語の「尾」の部分を表す言葉に由来しています。

少し前まで、くじら座や  わし座などの尾の部分にある星を「デネブ」と呼んでいましたが、2016年に国際天文学連合が「デネブ」を はくちょう座の「デネブ」のみを指す固有名として承認しました。

一方で、はくちょう座の「デネブ」は、他にも多くの呼び名を持っていて、特に日本では天の川の中に見えることから「天の川星」と呼ぶ地域や、七夕を代表する星の中では、遅れて空に上がってくるために「七夕の後星」や「後七夕」などと呼ぶ地域もあります。

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「デネブ」の明るさについて

白色超巨星の「デネブ」は、太陽の光量のおよそ55000倍以上という、とても強力な光を放つ特徴があり、星自体の明るさとしては最大級の光度を持っています。

地球に到達する太陽光のエネルギーは、地球上で生息する生物にとって十分な量であり、時にはその強力な光のエネルギーによって皮膚にダメージを受けることを考えると、太陽の55000倍以上あるという「デネブ」のとてつもない光量は、私たち地球人には想像できないものなのかも知れません。

「デネブ」の大きさ・質量について

その半径が太陽の約108倍もある「デネブ」は、同じく夏の大三角形を形成する こと座の「ベガ」や わし座の「アルタイル」の大きさが、太陽の2倍から3倍程度であることを考えると、「デネブ」という星の桁違いな大きさが よくわかります。

また「デネブ」は、太陽の約15倍の質量があり、巨大な恒星が天寿を全うする時には、中性子星やブラックホールに姿を変えると考えられているので、最終的には「デネブ」もブラックホールになるかもしれません。

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「デネブ」の温度について

「デネブ」の表面温度は約8200度から9000度の超高温であることが判明していて、約5500度ある太陽の表面温度と比較しても、「デネブ」の温度が想像以上に高いことは明らかです。

もしも巨大な「デネブ」が、太陽系の中心にあった場合、中心から地球までの距離の30倍以上遠くにある海王星であっても、超高温の影響を受けることになります。

「デネブ」と地球との距離について

地球と「デネブ」の間の距離は約1400光年もあると言われていますので、1光年を約9.5兆キロメートルとすると、その距離は実に約1京3300兆キロメートルにもなり、最高時速3万キロメートルのスペースシャトルで向っても、「デネブ」に到達するまでに5060万年もかかる計算になります。

しかも、仮にコールドスリープなどの技術が実用化され、より遥か遠くまでの宇宙旅行が可能になったとしても、スペースシャトルによる到達時間よりも「デネブ」の寿命の方が、ずっと短いため、結局 人類は「デネブ」の姿を直接見ることはできないのです。

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「デネブ」が明るい理由について

「デネブ」は地球から遠く離れた場所にあっても、私たちが肉眼でも観測可能なほど明るい光を発している理由について考えます。

まず、「デネブ」は太陽の光量の55000倍という強力な光度を持っているので、遠く離れた場所にある「デネブ」の光は、地球まで到達することが可能となっています。

また、その半径が太陽の108倍にもなる「デネブ」自体の大きさによって、肉眼でも明るく見ることが可能となっています。

「デネブ」の色について

「デネブ」の光が青白く見えるのは、「デネブ」の表面温度が超高温であるからだと考えられます。

しかし、大きくて明るい白色超巨星である「デネブ」も、恒星進化論通りに行けば いずれ「赤色超巨星」の段階になり、次第に赤くなるのです。

また、地球と「デネブ」は 約1400光年という距離があるため、地球に届く「デネブ」の光は1400年以上も昔のものであり、実際には「赤色超巨星」の段階で、青白い色ではない可能性もあります。

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「デネブ」の年齢と寿命について

「デネブ」の推定年齢は大体200万年程度と考えられ、私たち人類の進化の歴史よりも若い恒星であると言えるのですが、放出するエネルギー量を計算すると「デネブ」が放射する一日分は、太陽が140年かけて放出する量に相当するため、太陽などの他の小さい恒星の寿命と比較すると「デネブ」は非常に寿命が短いと言えるでしょう。

また、「赤色超巨星」の段階を経た「デネブ」は、「超新星爆発」を引き起こすと考えられています。

「デネブ」は中性子星かブラックホールに変化

膨大なエネルギーを放出し続けた結果、「デネブ」が寿命を迎える段階になると「超新星爆発」を起こすと考えられています。

「超新星爆発」は、周囲に大きな影響を与えるような大爆発を伴う現象で、最後には中性子星、またはブラックホールに変化します。

中性子星は、超新星爆発によって恒星の中心核が圧縮されて形成された、主に中性子でできています。 かなり高密度で、恒星の時よりも速い速度で回転する特徴があります。

そして、中性子星に変化する恒星よりも大きな恒星が超新星爆発を起こした場合、ブラックホールへと変化するそうです。

「デネブ」も寿命を全うすると、中性子星かブラックホールのいずれかに姿を変えるのです。

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「デネブ」の観測方法について

実際に「デネブ」を観測するには、晴れた夏の夜空を見上げ、夏の大三角から探しましょう。

まず、東を向いて観測すると、一番上に ひと際明るい星があり、これが「織姫」と呼ばれる こと座の「ベガ」です。この「ベガ」から南東に向けて視線を移動させた先にあるのが「彦星」と呼ばれる わし座の「アルタイル」です。

そして「アルタイル」から東に向けて視線を移動させると「ベガ」や「アルタイル」より若干暗く見えますが、周りの他の星よりも明るい「デネブ」を見つけることが可能です。

地球からかなり遠くの場所に「デネブ」は存在するため、その日の天候はもちろん、空気の成分によっても暗く見えてしまうことがあるので、根気よく観測してみてください。

 

いかがでしたか?
はくちょう座の巨大な一等星「デネブ」について、ご紹介しました。最後に、「デネブ」の星言葉は「論理を越えたものへの関心」です。私たち人類には想像もつかない宇宙のロマンが溢れる「デネブ」に相応しい星言葉だと思いませんか。
参考 : wikipedia, など
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