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地球は鼓動している巨大な生命体!? ~26秒周期の謎の脈動~

地球は鼓動している巨大な生命体!? ~26秒周期の謎の脈動~地球
地球は鼓動している巨大な生命体!? ~26秒周期の謎の脈動~

 

地球という惑星において、現在最も大きな力をもっている生物、いわば覇者は私たち人類だといえるでしょう。

46億年という地球の歴史の中では、5回の大量絶滅が起きたとされています。

一般的によく知られているのは恐竜の絶滅ですが、それは5回目にあたります。

では、それ以前の地球上ではどのような生物が生息しており、誰が覇者だったのかというと、それはまだ解明されていません。

そもそも、地球という惑星の覇者が地球上に生息する生物であるという認識そのものが間違っている可能性もあります。

もしも地球そのものが巨大な生命体だとすれば、私たち人類の力など到底及ぶはずがないからです。

 

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地球は巨大な生命体?

「ガイア理論」という理論をご存じでしょうか?

ガイア理論とは、地球をある種の巨大な生命体とみなす仮説であり、1960年代、NASAに勤務していた大気学者で化学者でもあったジェームズ・ラブロック氏が提唱しました。

具体的には、「地球と生物が相互に関係しあい 環境を作り上げている」という概念であり、生物学者リン・マーギュリス氏、気象学者アンドリュー・ワトソン氏などもこの仮説を支持しています。

ラブロック氏は当初この理論を「自己統制システム」と命名しましたが、のちに作家のウイリアム・ゴールディング氏の提案により、ギリシア神話の女神ガイアにちなんで名前を変更されました。

ラブロック氏が提案した当初は、主に気候を中心とした生物と環境の相互作用について、なんらかの「恒常性」が認められる、としたものでした。

これは突拍子もない仮説と思われ、発表当時は理解されませんでした。

しかし、当初はガイア理論に否定的だった科学誌「ネイチャー」もやがてこの説を評価するようになり、次第に賛同者を得てシンポジウムも開かれるようになっていきました。

 

人類は地球によって排除される?

1990年代以降には、ガイア理論は公式に認められたといっていいような状態となりましたが、それから数十年が経過した現在、このガイア理論が騒がれることはあまりなくなりました。

しかし、現在世界中で起こっている人口増加や環境破壊が地球にとってマイナスな作用と考えるならば、それに反する出来事が起きていることで、やはり地球は恒常性を維持する機能が備わっているのではないかと考えることができます。

よく地球上での人間の存在ががん細胞に例えて表現されることがあるように、「地球の恒常性を維持する」とは、人間中心の視点ではなく、あくまで地球環境の維持のことを示したものです。

その恒常性維持のための活動が続けば、結果的に私たち人間の意思や希望とは関係なく、地球上の状況は変化してしまうかもしれません。

 

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地球は鼓動している?

実は、地球は26秒に1度の周期で脈動しているといわれています。

もちろん、私たち人間には感じ取れないレベルではありますが、私たちの心臓が収縮と伸展を繰り返し、血液が全身に送られ動脈が脈打つように、地球も絶えず定期的に動いているのです。

地球が動くというと、地震をイメージする人が多いかもしれませんが、この脈動は地震とは異なっており、この現象の発生源は長年のあいだわかっていませんでした。

地震学において、この脈動が初めて検出されたのは、1960年代のことです。

発見者はアメリカ・ニューヨークにあるラモント地質観測所の地質学者であり、大陸プレートの移動に関する業績でも知られるジャック・オリバー氏です。

彼は大西洋の南部または赤道のあたりから脈動が伝わってきているのを発見し、さらに北半球の場合には それが特に夏に強まるということに気づきました。

その後、1980年代には、アメリカ地質調査所のゲイリー・ホルコム氏がこの現象をさらに詳細に観察し、それが一番強まるのは台風が発生しているタイミングであることを発見しました。

この発見は当時、世界的で話題になり、一時は日本でも騒がれたので、覚えている人もいるかもしれません。

残念ながら、20世紀の時点ではここで研究は途絶えてしまい、オリバー氏とホルコム氏の発見は忘れ去られることになりました。

しかし、2005年、地球の脈動が再び研究者の目にとまることとなりました。

当時コロラド大学の大学院生だったグレッグ・ベンソンが扱っていたとあるデータが、彼を指導していたマイケル・リッツウォーラー教授の目に留まったのです。

リッツウォーラー教授は その正体不明のデータに困惑し、ベンソンと共に様々な角度から検証してみることにしました。

もちろん機器の誤作動や分析ミスである可能性も検証しましたが、研究を続けていくうちに オリバー氏とホルコム氏の研究に行き着いたのです。

その後、ついに三角測量によって、その発生源が西アフリカ中央部のギニア湾にあることを突き止めました。

しかし、彼らが達成できたのはここまででした。

位置の特定はできたものの、脈動の正体の解明には至らなかったのです。

 

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脈動の正体

地球では、地震や火山の噴火が起きていないときでも微細な振動が発生しているということが、以前から知られています。

その原因は太陽といわれています。

地球の赤道と極地では、太陽によって熱せられる割合が違い、その差異により、風や台風、海流や波が作り出されているのです。

そうして作り出された波が海岸にぶつかったときに、そのエネルギーが陸地に伝わり、これが微細な振動の正体といわれています。

しかし、脈動はそれとは明らかに異なっており、研究者たちにとっても、今まで経験したことのないものであることは明らかでした。

この脈動の正体について、現在では、2つの説が有力視されています。

一つ目は2013年にセントルイス・ワシントン大学の大学院生ギャレット・オイラーが学会発表したものです。

彼は脈動の発生源をさらに詳細に特定しました。

彼の見解によれば、脈動を作り出しているのはやはり海の波であり、海面を波が移動するときに生じる海水の圧力の差異が原因だと主張しています。

これは海底にはほとんど影響しませんが、大陸棚の周辺では硬い海底が海面にずっと近いため、海底が歪められることになります。

これが脈動の原因ではないかというのです。

しかし、海は海流や風などさまざまな影響を受けるため、脈動の原因が波であったとしても、26秒周期という決まった周期で発生することは説明がつきません。

そこで二つ目の説として有力なのが、中国地球物理学研究所のシア・インジエ氏らの見解です。

シア氏らは、脈動の発生には火山活動が関係していると発表しました。

彼らによると、脈動の発生源はバイト・オブ・ボニーに浮かぶ火山島サントメ島のすぐそばであるといいます。

また、似たような現象が日本の活火山である阿蘇山の周辺でも確認されているということです。

ただ、脈動の原因が波であれ火山であれ、「なぜその場所なのか」という疑問については、納得のいく説明がされていません。

世界各地には大陸棚も火山も数え切れないほど存在しているのに、脈動の発生源が限局されているのは、何か特別な意味があるのでしょうか。

 

地球の正体は何なのか?

26秒という決まった周期で脈動しているということを踏まえると、地球が巨大な生命体であるというガイア理論の信憑性も増してくるように思えます。

ただし、ガイア理論にはまだまだ弱いところがあり、科学的な観点から考えて、理論的に説明できなければ仮説の領域を出ることはできません。

ガイア理論に批判的な科学者は、「地球の恒常性を維持するには生物相による予測や計画が必要であるが、バクテリアや樹木や動物が最適生活条件を決定するために会議を開くようなことはしていない」と主張しています。

つまり、ガイア理論が正しいとすれば、人類以外の生物が地球の恒常性を維持するための行動を起こすはずで、それが起きていないということは、ガイア理論はただの仮説にすぎないというのです。

これはいかにも物質的な考え方であり、科学がすべてだと主張する科学至上主義の弊害ともいえるのではないでしょうか。

科学が全盛である現代において、科学的に証明されないものは信じられないと思う人も多いでしょうが、そのような考え方で理解できないものから目をそらしていては、真実を見落としてしまう可能性もあります。

 

いかがでしたか?
脈動の発見から60年以上が経過していますが、その正体は未だ不明です。未だ解明される様子もないのは、あまり優先順位の高いテーマではないということも理由のひとつでしょう。しかし、近年、地球上のあちこちで自然災害が多発しています。それらがガイア理論による「地球の恒常性維持の実行」であれば、この脈動の謎を解明することで、未曾有の災害などを防ぐことができるかもしれません。だとすれば、優先順位の見積もりが誤っていたことを認め、私たち人類の未来を守るため、今すぐにでもこの謎を解明する必要があるのかもしれません。

 

参考 : medium.com, schoolworkhelper.net, など

 

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